ナマステ!
10年若返りの元気を取り戻すアーユルヴェーダ医師のハンサ(大橋美和子)で
す。
毎日の食事や運動、環境、そのすべてが人間の命や健康に大きな影響を与えて
います。
(アーユルヴェーダ病院のお寺にて)
アーユルヴェーダを知ってから食生活が大きく変わりました。私の場合はここ
10年来、肉や魚を食べていないのですが、こういう話をすると
アーユルヴェーダ=菜食を勧める
ベジタリアン生活ですね
で括られてしまうのですが(笑)
アーユルヴェーダが肉食を禁止しているわけではないのです。
肉体労働や運動をする人、体が衰弱して栄養が必要な人には、肉や肉のスープ
を食べることがすすめられています。
ただし、大事なのは、肉とその人の身体の状態を知った上での接し方です。
肉を消化するにあたって十分な消化力があるのかどうか、そのカロリーを消費
できない体や状態の人に肉をそのまま摂ることはすすめられません。
そういった場合には肉を長時間加熱調理したスープを飲んだり、治療として浣
腸薬でとりいれることもあります。
私の場合は、痩せ型体質で幼少期から食欲にばらつきがありました。とてもよ
く食べることもあれば、全く欲しないことも。運動もあまり得意な方ではなく
、体を動かすことも少ないので、もともと肉もあまり好きではありませんでし
た。今思えば、消化力が低いことを感覚で知っていたのでしょう。
そして、初めて出会ったアーユルヴェーダドクターに「鶏肉は体内に熱をこも
らせるから、控えた方が良い」と言われ、食物と人間の体の関係性に興味が湧
いてきました。
牛肉、豚肉、魚は食べても良いけれど、鶏肉はだめ、と言われた理由は何なの
か?
鶏肉には、他の肉と違う大きな特徴があったのです。
アーユルヴェーダでは、食品ごとの特徴を五感を使って注目します。そして、
体質にあった食べ物を見極めます。面白いでしょう?
たとえば、口に入れたときに味覚としてどうか、食べた後に体を温めるか冷や
すか、消化後の状態(便、尿、汗の出方などに見られる作用)などです。
肉はほぼどの動物のものも、口に入れて噛んでみるとどちらかというと甘い味
がします。そして、体の熱エネルギーの元になります。しかし、鶏肉は消化後
に便秘をおこしやすく、排泄物の流れを止めやすいという特徴があります。
牛肉や豚肉を食べた日と鶏肉を食べた日のお通じをぜひ観察してみてください
。違いがわかるはすです。普段、何気なくおいしいなあと食べている食事も、
何を食べたかによって体は正直に反応し、実は気分も変えているのです。
「食」ひとつをとっても、アーユルヴェーダはいろんな発見や気づきを教えて
くれるので面白くてやめられません。
あなた自身の五感を磨いてくれるアーユルヴェーダ生活、楽しみましょう。
〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜
ハンサのインスタグラム
アーユルヴェーダやユニークな瞑想を楽しく配信中
毎週金曜日の朝8時30分 インスタライブ(アーカイブ視聴もできます)
https://www.instagram.com/hamsa_ayurveda_jp/