建人 建築事務所 徒然的な”独り言”

日々のことを書いています。仕事のこと、出掛けた先のこと、映画の感想、日々の楽しみなど。建築以外のことも書き込んでいます。

建築展覧会をハシゴ

2008-10-24 12:48:47 | 日記・エッセイ・コラム

開催されている建築の展覧会をハシゴして来ました。

『アーキニアリング・デザイン展2008』と『安藤忠雄 建築展』の2つです。

0081023_5

2とも都内で開催され、無料だったので後輩と一緒に出かけました。

  

『アーキニアリング・デザイン展2008』は、「8つのテーマによる仕組解剖展示」ということで、

展示されている作品は多数の”模型”でした。

世界遺産から最先端の建築物までの「仕組」=「建築構造および構造構成」の”模型”でした。

とにかく数が多くて圧巻でした。難しい解説はほとんどなく観ることで体感できる

建築物の”構造模型”の展示会でした。

歴史的建造物の「パンテオン」や「サンタ・マリア・フォーレ大聖堂」の”ドーム構造模型”。

01 02_5
  

日本の「伊勢神宮」や「厳島神社と大鳥居」、「会津さざえ堂 円道三匝堂」の”模型”。

03 04

特に、「会津さざえ堂 円道三匝堂」の”構造模型”は圧巻です。

2重螺旋構造が”模型”で表現されています。

05   

  

”模型”の緻密な造りで感動したのは、「錦帯橋」と「ファース鉄道橋」。

06 07

「ファース鉄道橋」の”模型”の材料はどこで売っているか分かりませんが、

本物そっくりのトラス鉄骨で製作されていました。とにかく凄い!

08 09

  

私が好きなフランク・ロイド・ライド氏の「落水荘」と

ル・コルビュジエ氏の「サヴォア邸」の”模型”がありました。

10 11

 

最近の建築物では「スカイツリー(新しい東京タワー)」や「モード学院コーンタワー」、

14 12

「北京オリンピックスタジアム 鳥の巣」や「国立屋内総合競技場(代々木体育館)」。

13 16

  

よく建築の教科書や建築雑誌に掲載されていた、丹下健三氏の「東京計画1960」。

雑誌の写真しか見たことがなかったので、本物の”模型”を観て感動!!

15

  

 

   

『安藤忠雄 建築展』は、「挑戦-原点から-」というテーマの展示会でした。

10099377914

作品の中になんと”原寸大!!”の「住吉の長屋」が展示されていました。

コンクリートではなかったですが。大きさに感銘しました。

あとは、「光の教会」やドバイで現在進行中のプロジェクトなど新旧の作品が、

模型中心に展示されていました。

「光の教会」や「住吉の長屋」はミニチュアのコンクリート製の模型もあり、

なかなか面白い展示会になっていました。

写真撮影が禁止だったため写真がなくて残念ですね。

さすが安藤忠雄氏って感じでした。

 

以前、安藤作品が好きでしたが、最近の作品は。。。

いいんですけど、なんか”何でもアリアリ感”と”やりすぎ感”が気になります。

実験的な作品が多くなったせいもあるんですかね。

昔の反骨精神で作り上げた作品の情熱が伝わってこないのは、私だけですかね。

すみません、生意気な意見を書いてしまって。。。

 

 

追伸:

『アーキニアリング・デザイン展2008』の帰りに展示会のプログラムがリーズナブルな500円だったので購入。

一緒にいった後輩は、受付のカワイイ女の子が「一冊いかがですか?」と声をかけられ、

その気はなかったのに購入していました。

俺には受付のカワイイ女の子、なぜ声かけてくれなかった。。。なんでだろ。。。