UR都市機構 ルネッサンス計画1
「ひばりが丘団地ストック再生実証試験」の
“現地公開の見学”に行ってきました。
「現地公開の見学の予約は来年の3月まで一杯」とのことでしたが
知合いに“ゴリ押し”で頼んでやっとこさ
今回“現地公開の見学”に参加できました。
“現地公開”は平日の午前10時からと
午後3時からの2回行っているそうです。
今回は午前の部に参加しました。
1回の参加人数は大体30名ぐらい。
2班に分かれて小人数での見学となってます。
UR都市機構の係りの人が丁寧に説明してくれたので
とても分かりやすい“現地公開の見学”で良かったです。
また、A~C棟自体が「ストック再生実証試験」ということもあり
もともと“現地公開”を念頭に計画されているみたいで
各住戸の各所にパネル展示で説明があったり
実際に施工方法や施工前・施工後を閲覧できるようになってました。
各棟別と各住戸ごとにコンセプトが明確になっていて
順序良く見学が出来るプログラムに構成されています。
UR都市機構が行う“団地改修”というこなので
各種多様な技術・工法を実験に使っていて
コストなど民間ではできない大胆な
“団地改修”という印象を受けました。
階段室型団地に共用廊下を増設したり
階段室を取っ払ってエレベーターを新設したり
上下4戸を1戸の住戸にしたり
既存の梁を撤去して、梁せいが小さいものを設置したり
間取り変更の対応させるための取外し可能な柱があったり
最上階の住戸を撤去して減築したり
その他、大胆な“団地改修”や実験プランを見ることが出来ました。
「利益を度外視して“団地改修”の技術・工法を実験をすると
ここまで出来るのかぁ~~」と感心してしまいます。
“現地公開”の所要時間は約2時間半。
最後に4ページほどのアンケートを記入して終了です。
いやぁ~~勉強になりました。
全体的な感想としては“団地改修”の技術・工法を確立させるために
民間ではできない大がかりな実験を行うことで
将来的に生かされる実例になりそうですかね。
しかし、コストや需要、法整備の問題で、
これがどこまで民間が活用でき、活かされるのかは疑問です。
今回、見学をして一番気になったのは各住戸の計画がイマイチなこと。
古い団地をせっかく“改修”して新しく生まれ変わったのに
間取りや全体的なプランニングがあまり考慮されていない。
今回の見学で、魅力ある住戸が1~2戸しかなかったのが残念。
もともとカタチありきのプランニングは分かりますが
住みづらく、今のニーズに合っていない印象を受けました。
はやり、UR都市機構だからかもしれませんが。。。
ちなみにネットで予約が出来るみたいですが
来年の3月ぐらいまで詰まっているそうです。
予約は下記のサイトから出来ます。
URL:http://www.ur-net.go.jp/rd/rn1/
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