最近『歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ』を購入。
8月ぐらいにBSテレ東のドラマ『名建築で昼食を』の原案の書籍です。
https://www.bs-tvtokyo.co.jp/meikenchiku/
https://www.tv-osaka.co.jp/meikenchiku/
このドラマでは都内の意外と知られていない
名建築の中で食べることができる
絶品ランチを紹介され
建築に詳しくない人も楽しめる
ドキュメンタリードラマでした。
紹介される名建築は
日本最古のビアホール、
アール・デコの旧宮邸、
気軽にお茶のできるフランク・ロイド・ライト建築、
昭和ロマンチックな区庁舎、
安藤忠雄による歴史的建造物のリノベーション建築、
白洲次郎&正子の粋な暮らしが詰まった旧邸宅などなど
私の若いころ、先輩たちに
「体験(経験)に勝るものはない」と
沢山、建築やデザインに触れなさいと言われました。
いろんなところへ先輩に連れてもらったり
自身で建築や店舗を巡ったりしてりしていました。
今でも、建築物の中に入り体験(経験)するため
ホテルではラウンジでコーヒーを飲んだり
トイレを利用してみたりしています。
しかし、このドラマ『名建築で昼食を』で
紹介された名建築が都内に沢山あり
それを知らなかった事に
いかに自分自身が勉強不足で
知識不足な建築家だと改めて
痛感し、恥ずかしくなりました。
ドラマの主演は池田エライザさんと田口トモロヲさん
ストーリーは、仕事と恋に悩む主人公のOLが
SNSを通じて出会った人生経験豊富な
建築模型士から発せられる
一風変わった視点の何気ない言葉に
心動かされることで、挫折と葛藤を
繰り返しながら成長していく物語でした。
2~3年ぐらい前、ある仕事の関係で、
知り合った若い人と接する機会があり
その時に工事中の現場で施工などの説明や
図面との整合性を解説する機会がありました。
また、仕事以外に建築物や店舗の内装などを
一緒に観に行ったり巡ったりしていました。
この『名建築で昼食を』のドラマを観て
その頃に色んなことを思い出しました。
少しだけ自分と重なる部分もありましたが
私自身の話が長いので、一緒に行った人は
うんざりしていたのではないかと
申し訳なく思い、反省しながら観ていました(-_-;)
ドラマでは、OLの春野藤は
気の遣いすぎで疲弊していた心が
建築模型士の植草千明の何気無い言葉から、
物事を捉える視点ともに
ゆっくりと変わってゆくのですが
一緒に行った若い人たちは
何かを得てくれたのでしょうか・・・。
まぁ~「よく話す長話のおじさん」って
その人たちは思っているでしょうが・・・。
私自身は、それはそれで楽しかったですね。
ここ1~2年は仕事の関係で
誰かと一緒に観に行ったり
巡ったりしたりは減りましたが
「体験(経験)に勝るものはない」と
建築やデザインに触れるようにしています。
コロナ禍が落ち着いたら
この書籍を手にして
都内の名建築を巡り
そして、名建築の中で
絶品ランチを堪能したいと思います。