開催されている建築の展覧会をハシゴして来ました。
『アーキニアリング・デザイン展2008』と『安藤忠雄 建築展』の2つです。
2とも都内で開催され、無料だったので後輩と一緒に出かけました。
『アーキニアリング・デザイン展2008』は、「8つのテーマによる仕組解剖展示」ということで、
展示されている作品は多数の”模型”でした。
世界遺産から最先端の建築物までの「仕組」=「建築構造および構造構成」の”模型”でした。
とにかく数が多くて圧巻でした。難しい解説はほとんどなく観ることで体感できる
建築物の”構造模型”の展示会でした。
歴史的建造物の「パンテオン」や「サンタ・マリア・フォーレ大聖堂」の”ドーム構造模型”。
日本の「伊勢神宮」や「厳島神社と大鳥居」、「会津さざえ堂 円道三匝堂」の”模型”。
特に、「会津さざえ堂 円道三匝堂」の”構造模型”は圧巻です。
2重螺旋構造が”模型”で表現されています。
”模型”の緻密な造りで感動したのは、「錦帯橋」と「ファース鉄道橋」。
「ファース鉄道橋」の”模型”の材料はどこで売っているか分かりませんが、
本物そっくりのトラス鉄骨で製作されていました。とにかく凄い!
私が好きなフランク・ロイド・ライド氏の「落水荘」と
ル・コルビュジエ氏の「サヴォア邸」の”模型”がありました。
最近の建築物では「スカイツリー(新しい東京タワー)」や「モード学院コーンタワー」、
「北京オリンピックスタジアム 鳥の巣」や「国立屋内総合競技場(代々木体育館)」。
よく建築の教科書や建築雑誌に掲載されていた、丹下健三氏の「東京計画1960」。
雑誌の写真しか見たことがなかったので、本物の”模型”を観て感動!!
『安藤忠雄 建築展』は、「挑戦-原点から-」というテーマの展示会でした。
作品の中になんと”原寸大!!”の「住吉の長屋」が展示されていました。
コンクリートではなかったですが。大きさに感銘しました。
あとは、「光の教会」やドバイで現在進行中のプロジェクトなど新旧の作品が、
模型中心に展示されていました。
「光の教会」や「住吉の長屋」はミニチュアのコンクリート製の模型もあり、
なかなか面白い展示会になっていました。
写真撮影が禁止だったため写真がなくて残念ですね。
さすが安藤忠雄氏って感じでした。
以前、安藤作品が好きでしたが、最近の作品は。。。
いいんですけど、なんか”何でもアリアリ感”と”やりすぎ感”が気になります。
実験的な作品が多くなったせいもあるんですかね。
昔の反骨精神で作り上げた作品の情熱が伝わってこないのは、私だけですかね。
すみません、生意気な意見を書いてしまって。。。
追伸:
『アーキニアリング・デザイン展2008』の帰りに展示会のプログラムがリーズナブルな500円だったので購入。
一緒にいった後輩は、受付のカワイイ女の子が「一冊いかがですか?」と声をかけられ、
その気はなかったのに購入していました。
俺には受付のカワイイ女の子、なぜ声かけてくれなかった。。。なんでだろ。。。
女の子の魅力が70%で、
100%購入!!
一応、建築人なので!??
また、行きましょう。