お水取白く染まりし河原かな
茶道に繋がる者(私は、表千家です)として、この道の難しさを
痛感しています。
お稽古は型から入りますが、この型とて「何故こうしなけれ
ばならいのか」ということを知らずにやっているのでは、成長は
ないでしょうから。
どんな師に出会えるかは、自分の成長にとって非常に大きな
影響があると思います。私は、幸いにも茶道に造詣が深く、
お点前だけでなく精神面での指導もしてもらえる師(男性)に
出会えて幸せだと感じています。
十数年のお稽古を通じて、一つ一つの動作には、無駄がなく
簡素化された美があると思うようになりました。
その動作に、おいしいお茶を差し上げたいという自分の心の
ありようを表現するものではないかと思います。
現在、私は金曜日から土曜日にかけて稽古場に泊まりがけで
他県までお稽古に通っています。
土曜日の朝は、「掃除」「火相・湯相」「茶器」「水屋」など
必要な準備をさせていただきます。
自分でやってみて初めて師の大変さがわかると共に多くの
ことを勉強しています。
お稽古で覚えたことが日常の生活においてもできるように
なれば、胸を張って茶道をやっていますと言えるかと考え
ています。
今の私は、まだまだ道半ばであると自覚していますので、
今後とも精進したいと思います。