とに角に服の加減を覚ゆるは濃茶たび度点てよくしれ
濃茶を服加減よく点てるには、回数を重ねて覚えるしかないということです。
先にも述べたように、湯加減、湯の量、煉り具合、その日の気温など多くの
要因を加味しないと良い加減にはなりません。
それだけに、月に2~3回のお稽古で薄茶もやるわけですから、1年間の
お稽古での濃茶の回数を考えるとなかなか難しいことが理解できると思います。
私達は生涯の稽古においてどれぐらいの量のお濃茶を点てるでしょうか。
1kg? 2kg? もっと少ない? これくらいの量では無理かもしれませんね。
ですから、毎回自分なりに考えてお稽古することがより重要になると思います。
(これは、私の個人的な解釈です。)