ふる雪にイヌの戯れ想いあり
8年前に13年間飼っていました愛犬(シェルティー)が妻の眼前で息を引き取りました。
生後2か月たたないうちに我が家に引き取り、湯たんぽと毛布にくるまっていた子犬が
いつの間にか15キログラム以上に大きくなり、家の中を、1・2階を自由に走り回って、
今もその時の名残(キズ)が残っています。
いつも家族の傍らにいてやんちゃな子供が一人増えたような感じでした。
犬も小さい時から人間の中で育ってるので、自分は犬ではなく人間だと思い行動していたようです。
散歩の途中に他の犬と会っても連れている人に近寄って犬には興味は示しません。
パンが大好きで、食パンのミミをもらってきてはドッグフードと共に美味しそうに食べていました。
小さい時から一日一食(夕食のみ)でしたが、食事を前にしても「よし」というまでじっと待っていました。
時々、「待て」だけで「よし」を忘れているとずーっと待っていたこともあります。
小さい時は、家の中でのトイレもすぐに覚えましたし、大きくなってからは散歩のときにトイレをする
ことも守り失敗はなかったです。
朝、2階の息子を起こしておいでというと2階の息子部屋の扉のノブに手をかけて開けて中に入り
傍に行ってわんわん鳴いて起こしていました。
本当に賢い犬でした。
死ぬ前は、ほとんど食べることもなく横たわっていました。夏に息子が東京から帰省するまでもたないかと
心配していましたが、何とか持ちこたえ、息子が東京へ帰った翌日に妻のそばに歩いてきてパタッと倒れ
亡くなりました。可愛がってくれた息子を待っていたのだろうと家族で話したのを思い出します。
傍らにいると気持ちがなごみますので犬を飼いたいのですが、これ以後、余りにも印象が強すぎて次の犬を
飼うことができません。
雪が降ると散歩のときなどに喜んで遊んでいました。懐かしく思いだします。
こんな大きな犬が家の中で走り回っていたのですから・・・・・・