学校には、
いろんな来客が来ます。
役所から来ている方からコピー機などの機器を整備をする方、
近所のおじちゃん、おばちゃんまでいろんな方がやってきます。
事務室に誰もいない場合、
ときどき私も接客することがあります。
先日のできごと。
学校に来たのは、生徒の家族のおばあちゃんらしき方。
どうやら自分の子どもに忘れ物を届けに来たようで、
現地語がほとんどわからない私は、
とりあえずその子のクラスの場所に連れて行きました。
そこで言われたのが、「ドンキー!」。
思わず、私は、「おれはロバじゃない」と言いたくなりましたが、
きっとありがとうの意味なんだろうと思い、「どうも」と言いました。
その後、事務員に聞いて分かったことですが、
『Donkey(ドンキー)』という英語は、日本語で「ロバ」。
このロバは、アフリカーンス語で『Donkie(ドンキー)』。
私が今回聞いたのは、
『Dankie(ダンキ-)』というアフリカーンス語で、
日本語で「ありがとう」の意味。
DonkieとDankie。
私、つい最近まで同じ単語だと思っていました。
ところで、さっきのおばあちゃんは、
何故私にアフリカーンス語で「ありがとう」と言ったのでしょうか?
アフリカーンス語は、
主に南アに住む白人やカラードによって話されているので、
彼らの言語ではありませんし、もちろん私も話せません。
これも事務員の方に聞いたら、
アフリカーンス語は、南ア黒人の高齢者にとって、
いわゆるあっち系の言葉。
黒人の方にとって、私のようなアジア人も
いわばあっち系の人(ここでの意味は、黒人ではないという意味)で、
だから知っているあっち系の言葉を使ったのではないかと言われました。
どおりで私と目を合わせなかったわけですね。
単語一つで、南アの歴史を感じた一日でした。

にほんブログ村
いろんな来客が来ます。
役所から来ている方からコピー機などの機器を整備をする方、
近所のおじちゃん、おばちゃんまでいろんな方がやってきます。
事務室に誰もいない場合、
ときどき私も接客することがあります。
先日のできごと。
学校に来たのは、生徒の家族のおばあちゃんらしき方。
どうやら自分の子どもに忘れ物を届けに来たようで、
現地語がほとんどわからない私は、
とりあえずその子のクラスの場所に連れて行きました。
そこで言われたのが、「ドンキー!」。
思わず、私は、「おれはロバじゃない」と言いたくなりましたが、
きっとありがとうの意味なんだろうと思い、「どうも」と言いました。
その後、事務員に聞いて分かったことですが、
『Donkey(ドンキー)』という英語は、日本語で「ロバ」。
このロバは、アフリカーンス語で『Donkie(ドンキー)』。
私が今回聞いたのは、
『Dankie(ダンキ-)』というアフリカーンス語で、
日本語で「ありがとう」の意味。
DonkieとDankie。
私、つい最近まで同じ単語だと思っていました。
ところで、さっきのおばあちゃんは、
何故私にアフリカーンス語で「ありがとう」と言ったのでしょうか?
アフリカーンス語は、
主に南アに住む白人やカラードによって話されているので、
彼らの言語ではありませんし、もちろん私も話せません。
これも事務員の方に聞いたら、
アフリカーンス語は、南ア黒人の高齢者にとって、
いわゆるあっち系の言葉。
黒人の方にとって、私のようなアジア人も
いわばあっち系の人(ここでの意味は、黒人ではないという意味)で、
だから知っているあっち系の言葉を使ったのではないかと言われました。
どおりで私と目を合わせなかったわけですね。
単語一つで、南アの歴史を感じた一日でした。

にほんブログ村