今日のテーマは、
「遠い=健康」の怪現象について。
といっても何のことを言っているのか、分からないと思います。
何についてかというと、健康茶についてです。
はじめに日本から。
日本では、有名な健康茶として、
玉露入りお茶(緑茶)が有名かと思います。
しかし、南アの健康茶として、
ルイボスティーをご存知の方も少なからずおられるかと思います。
ルイボスティーは、
南アとナミビアのごく一部の地域でしかとれない
ルイボスという葉を使用しており、
南アを代表するお茶で、カフェインを含まないお茶として、
ダイエットしている方や、妊婦さんを中心に、
日本で、隠れたブームになっています。
しかし、多くの南ア人たちにとっては、
安いお茶としてしか見られており、
決して健康茶としての人気はありません。
そういう彼ら南ア人が、
健康茶として高いお金を出してのんでいるのが、
日本や中国の普通のお茶です。
日本で言う、玉露いりお茶とかではなく、
単なる番茶やほうじ茶もすべて健康茶とされています。
日本では、健康茶として、番茶をのんでいる人はいませんよね?
南ア人に理由をたずねると、
アジア人は、長生きしているから、
アジアから来たものは、何をのんでも長生きするんだと答えられました。
たしかに、そうかもと思う気もしないでもありませんが‥。
私からすると、
南アには、ルイボスティーという健康茶が安価で大量に手に入るのに、
わざわざアジアから輸入の高価なふつうのお茶を買っているのは、
とても滑稽です。
つまり、
「遠い(=よく知らない=おそらく理想的)=健康」ということでしょうか。
どっちが健康になるかの議論は、この際抜きにして、
(前にも話しましたが)
南ア人がお茶に溶けきれないほどの砂糖を入れていることの方が、
不健康なように思えます。
いずれにしても、不思議ですね。