虹の国へ-日々を楽しんだり嘆いたりしちゃったりして-

平成21年度3次隊青年海外協力隊として
南アフリカ共和国での活動記録

「遠い=健康」の怪現象!

2011-05-01 19:23:16 | 南ア-情報-

今日のテーマは、
「遠い=健康」の怪現象について。

といっても何のことを言っているのか、分からないと思います。

何についてかというと、健康茶についてです。

はじめに日本から。

日本では、有名な健康茶として、
玉露入りお茶(緑茶)が有名かと思います。

しかし、南アの健康茶として、
ルイボスティーをご存知の方も少なからずおられるかと思います。

ルイボスティーは、
南アとナミビアのごく一部の地域でしかとれない
ルイボスという葉を使用しており、
南アを代表するお茶で、カフェインを含まないお茶として、
ダイエットしている方や、妊婦さんを中心に、
日本で、隠れたブームになっています。

しかし、多くの南ア人たちにとっては、
安いお茶としてしか見られており、
決して健康茶としての人気はありません。

そういう彼ら南ア人が、
健康茶として高いお金を出してのんでいるのが、
日本や中国の普通のお茶です。

日本で言う、玉露いりお茶とかではなく、
単なる番茶やほうじ茶もすべて健康茶とされています。

日本では、健康茶として、番茶をのんでいる人はいませんよね?

南ア人に理由をたずねると、
アジア人は、長生きしているから、
アジアから来たものは、何をのんでも長生きするんだと答えられました。

たしかに、そうかもと思う気もしないでもありませんが‥。

私からすると、
南アには、ルイボスティーという健康茶が安価で大量に手に入るのに、
わざわざアジアから輸入の高価なふつうのお茶を買っているのは、
とても滑稽です。

つまり、
「遠い(=よく知らない=おそらく理想的)=健康」ということでしょうか。

どっちが健康になるかの議論は、この際抜きにして、
(前にも話しましたが)
南ア人がお茶に溶けきれないほどの砂糖を入れていることの方が、
不健康なように思えます。

いずれにしても、不思議ですね。