虹の国へ-日々を楽しんだり嘆いたりしちゃったりして-

平成21年度3次隊青年海外協力隊として
南アフリカ共和国での活動記録

マレラネ?マララネ?

2011-03-20 18:12:04 | 南ア-生活-
今日も、地名の話。

私のブログにたびたび登場する、
私の任地内で最も大きい街、Malelane(マレラネ)。

そのマレラネの街で、
Malalane(マララネ)という表記をたくさん見かけます。

Malelane(マレラネ)とMalalane(マララネ)。

どっちが正しいのでしょうか。

私もずっと疑問に思っていました。

つい先日、とある学校の校長先生に聞いて、
その答えがようやく分かりました。

この地の名前のルーツは、アパルトヘイト時代にさかのぼります。

この土地は、かつて、
MalalaneMtimba(マララネ・ムティンバ)さんという黒人の方の広大な土地でした。

しかし、アパルトヘイト時代に、
この土地の交通の利便性に気付き、強制的に取り上げました。

そして、この土地の名前をMalelane(マレラネ)と名付けました。

以降、この地は、マレラネと呼ばれています。

私の所属するのもマレラネ地域事務所ですし、
駅の名前もマレラネです。

しかし、最近、地名変更の問題が出てきて、
このマレラネもその影響を受けようとしています。

そこで、元々の名前である、
Malalane(マララネ)にもどそうとする動きが出てきました。

実際、先日までマレラネTOYOTAだったのが、
最近では、マララネTOYOTAと変更されています。



そうは言っても、
マレラネは、クルーガー国立公園の玄関としても有名であり、
ヨハネスブルグとマプト(モザンビークの首都)をつなぐ交通の要所でもあります。

そう簡単に地名を変更できないのも分からなくもあります。

しばらくは、両方の名前を混在したり、併記したりするようです。

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首都から帰ってきました

2011-03-20 16:04:01 | 南ア-活動の記録-
昨日、午後3時に
首都から任地に帰ってきました。

今回は、パソコンを持っていったのですが、
記事を書く時間がなかったため、
記事をアップすることができませんでした。

また時間があるときにまとめて書きたいと思います。

もうすこしお待ちください。

とりあえず首都の感想としては、

寒かった。
特に、夕方以降。半袖で過ごすのが結構きつかった。

そして任地に帰ってきた感想。

暑い。
半袖でもあつい。

カムシュシュワに帰ってきた途端、
水が出ませんでした。

「おかえりなさい」と言われたようでした。

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南アの地名が変わる!?

2011-03-19 18:34:05 | 南ア-生活-
今日は、南アの地名の変更について。

といってもいまに始まった話ではありませんが‥。

ここ数年で、
南アの地名が大きく変更されています。

例えば、
ムプマランガ州の州都である
ネルスプリットがムボンベラに。

また、リンポポ州の州都である
ピーターツバーグがポロクワネに。

なぜ変更になっているのかというと‥

アパルトヘイト時代に、
もともと黒人居住区だった土地に、白人がやってきて、
その土地を無理やり奪い、その土地に新たな名前をつけたのが、
つい最近までその土地の名前として、残っていたのですが、

ここ数年で、黒人たちが
本来あった地名を復活させよう(もしくは新たな名前をつけよう)と、
変更がなされています。

それは、ムボンベラやポロクワネと言った地方都市だけではなく、
首都プレトリアもツワネに変更されようとしています。

変更するということは、当然
看板も地図も会社の住所なども同様に変更を余儀なくされるわけで、

ポロクワネのように比較的スムーズに変更できた場所もあれば、
ンボンベラのように、
いまだにネルスプリットを使用している場所もあります。

さて、その流れのなかで、
南ア第一の国立公園である、
クルーガーナショナルパークも名称変更の対象になっていると
一部の黒人たちから噂を耳にしました。

この国立公園の名前の由来は、
ポール・クルーガートランスバール共和国初代大統領(白人)で、
彼が動物保護政策のなかで保護法を制定した功績が認められて、
彼の名前が付きました。

もうすでに世界的にも有名な歴史的な公園であり、
名称変更が行われるとなると、大きなニュースになるとは思いますが、

これに関しては、噂の信憑性を疑問する声が多いので、
現実問題として、変更はないでしょう。

日本人にとってはなかなか考えにくい地名問題ではありますが、
南ア人(特に黒人)にとっては、アパルトヘイト時代から続く大きな問題として、
現在でも色濃く残っています。

この問題は、おそらくこれからも当分続いていくでしょう。

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帰国報告会を終えて

2011-03-18 20:09:00 | 南ア-活動の記録-
今回の帰国報告会は、20-4のお二人。

1名は、我がカムシュシュワにおられた、
PCインストラクターの方。

もう1名は、ネルスプリットに住まれた
コンピューター技術の方。

2名ともコンピュータ関連の職種で、
私にとって、とてもかかわりの深い方たちでした。

彼らからは、私の活動へのアドバイスを多々いただき、
なおかつ一緒に旅行に行った仲でもありました。

それだけとてもお世話になった先輩隊員でした。

この場を借りて、感謝します。
ありがとうございました。

彼らが今回任期を終えて、帰国されることで、
私は最古参隊員の一人となりました。

最古参だからといって、
何か特別なことが起こるわけではありませんが、
南ア隊を引っ張っていけるように活動していきたいと思います。

彼らが帰国に向けて出発するのが、
3月21日月曜日。

今後のご活躍をお祈りします。

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南ア版タウンページ

2011-03-18 15:09:14 | 南ア-情報-
日本では、すっかりおなじみのタウンページ。

日本では、
全てのNTT電話加入者が、
その地域の企業名のものが1冊無料で配布されていますが、

ここ南アの家庭では、まず見かけたことがありません。

そのほとんどが学校や公的機関を中心に見られ、
発行部数もそれほど多くないようです。

というわけで、
今日は、南ア版タウンページの話。

タウンページという名称は、
日本のNTTが使用している名前であり、
多くの諸外国では、イエローページと呼ばれていて、
ここ南アでも同じです。



表紙を見ても、たしかに黄色ですね。

これは、ムプマランガ州のイエローページですが、
このなかに、職業用と個人用も全ておさまっています。

配置は、日本のタウンページとほぼ同じ。
番号の間に広告が入っている形式。



南アのイエローページの特徴は、

①家庭用固定電話のページの割合がとても少ない。
(ほとんどの家庭が携帯電話のみで、固定電話を持たないため。)

②説明が複数言語で書かれている。
(英語およびアフリカーンス)



私が使用しているのは、
サーキットにある、各学校の固定電話の連絡簿であり、
この冊子の存在も最近まで知りませんでした。

南ア版イエローページのリンクはこちら(英語)

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