望洋−25(自決)
14.自決 自決に関する話を、文脈なしで述べてみたい。 戦争体験証言 沖縄県史では、地域別に戦争体験証言を集めている。 その中の慶良間諸島の戦争体験証言集の書き出しに次のよ...
望洋−24(座間味島の集団自決)
13.座間味島の集団自決 海上挺進第四戦隊が逗留していた座間味島で昭和20年(1945年)3月26日に集団自決が行われた(この集団自決は沖縄の他の場所でも発生している)。 起こ...
望洋−23(戦隊の戦闘)
12.第一戦隊の戦闘 座間味島の集団自決について語る前に、座間味島における戦闘を述べておく。座間味島に第一戦隊が、阿嘉島・慶留間島に第二戦隊、渡嘉敷島に第三戦隊が展開していた。こ...
望洋−22(座間味島)
11.座間味島 11.1.座間味島で待機 12月12日、あと一日で宮古島に到着する予定であったが、軍命令により、座間味島にて下船し、次の船を待って宮古島に行くことになった。 ...
望洋−21(任務地へ)
(第3章 戦況) 10.任務地へ 海上挺進第四戦隊もいよいよ任務地に赴く時が来た。 他の...
望洋−20(望洋(続き))
9.望洋(続き) 9.3.幸ノ浦での㋹の訓練 豊浜で訓練した㋹は、120キロの爆雷を両側、操縦席の左右に抱えるように腕型の鉄がついており、甲一型と呼ばれていた。 幸ノ浦の㋹は...
望洋−19(望洋)
9.望洋 9.1.江田島、幸の浦 <海上挺進戦隊慰霊碑 幸の浦> 挺進隊の配備 昭和19年8月9日付けの軍令甲第107号の作戦命令により挺進戦隊の編成は...
望洋−18(海上挺進第四戦隊(続き))
8.海上挺進第四戦隊(続き) 8.3.休暇・帰省 海上挺進戦隊が編成されると、2週間豊島・小豆島で訓練が行われた。 8月25日に特幹一期生の卒業式が行われ、翌日から㋹の特別訓...
望洋−17(海上挺進第四戦隊)
8.海上挺進第四戦隊 海上挺進第四戦隊は、陸士51期の金山少佐が戦隊長となり、通称は暁第16780部隊と呼ばれた。 次に中隊長が決まった。 <第四戦...
望洋−16(海上挺進戦隊の発足)
7.海上挺進戦隊の発足 特攻艇の構想が具体的に持ち上がったのは、昭和19年(1944年)の4月のことである。 そして研究が進められ、同年7月8日に試作第1号艇が完成した。 こ...