ハクガンの群れです。3-4000羽はいるのでは、2回程チェサピーク半島で見ました。晩秋の風物詩です。毎年この時期に渡って来るのです。初めて見たときは相当ビックリしました。トウモロコシ畑のセンターに着地して家族単位で段々に外に向いながら零れ落ちたトウモロコシの実をついばみながら広がっていきます。我々が見ている道路の手前20m位の所まで接近してまた、センターに向かいUターンしていきます、この間、約30分くらいだったように思います。そしてまた、家族単位で飛び立って別の場所に移動するのです。空が一面暗くなってくるのが異様です。空を見るとまるで雪が大きな塊で落ちてくるようです。ラジオのニュースで伝えてくれるので確実に観察できます。
ハクガン Snow Goose 全長66-84cm ハクガンには白色系と青色系(アオハクガン)とがおり、白色系は黒い初列風切と灰色味のある初列雨覆いを除き全身が白色。嘴は赤紫色で会合線が黒い。足は濃い桃色。青色系は頭と頸のみが白く、体は暗青色。幼鳥は全身が暗色で、嘴と足の色も全体に鈍い。ハクガンはシベリア東端部からアラスカ、カナダの北極圏で繁殖し、アオハクガンはシベリア東部のみに分布。ツンドラに集団で営巣している。広く北アメリカに大群をなして移動する。北アメリカ東部で越冬。 興味のある方は、晩秋から初冬にかけてメリーランドからペンシルバニア方面に移動するので調べておくとよいです。