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大学の学び、体験したよ 香川短大 児童、人工イクラ作りなど
<paragraph-indent style="-webkit-tap-highlight-color: rgba(0, 0, 0, 0);"></paragraph-indent>県内の大学が持つ知識などを子どもたちに伝え、知的好奇心を育む「香川わくわく子ども大学」が11日、宇多津町浜一番丁の香川短期大学(加野芳正学長)であった。小学生を対象に二つの講座を行い、同短大生活文化学科の学習の一端を分かりやすく紹介した。
<paragraph-indent style="-webkit-tap-highlight-color: rgba(0, 0, 0, 0);"></paragraph-indent>イベントは、県や県内の自治体、大学などで構成する「大学・地域共創プラットフォーム香川」(会長・筧善行香川大学長)が、地元の教育機関を知ってもらうことなどを目的に、本年度初開催。今回は徳島文理大学香川キャンパス、高松大学、香川短期大学の3校で実施している。
<paragraph-indent style="-webkit-tap-highlight-color: rgba(0, 0, 0, 0);"></paragraph-indent>この日の香川短期大では、「食べ物の科学」と「調理の原理」の二つの講座を行った。「食べ物の科学」では人工イクラ、人工キャビア作りに挑戦。小学4~6年生10人と保護者ら合わせて約20人が参加した。
<paragraph-indent style="-webkit-tap-highlight-color: rgba(0, 0, 0, 0);"></paragraph-indent>同短大生活文化学科の高儀雅俊教授が講師となり、作り方を指導。海藻類のねばねば成分・アルギン酸ナトリウムを混ぜて粘りを与えた水に食用色素で色を、だししょうゆで味を付けた液体を、太さの違う2本のスポイトで吸い取り、塩化カルシウム溶液にぽとぽと落として凝固させた。子どもたちは「ゆっくり落とすと粒が大きくなるよ」などとアドバイスを受けながら、きれいな球状のイクラとキャビアを作っていった。
<paragraph-indent style="-webkit-tap-highlight-color: rgba(0, 0, 0, 0);"></paragraph-indent>川岡小4年の赤松祐佳さん(9)は「食べると、お店のイクラと食感が似ていた。どんどん固まっていく様子がとても楽しかった」と喜んでいた。
<paragraph-indent style="-webkit-tap-highlight-color: rgba(0, 0, 0, 0);"></paragraph-indent>同短大では今後、9月にスイーツ教室、11月に食育教室の開催を予定している。