木彫り倶楽部 more

本来は、木彫り教室のブログでしたが。。。還暦を迎え自然農にはまり、自然からの恵みや日々の気づきを気ままに綴っております。

船の体育館の解体から見えるもの

2025年01月25日 | 日記
残したいなぁ…船の体育館

老朽化、安全性、予算が無いの一点張りで
文化的な価値のあるものを安易に解体売却…
一等地に建つ官公庁の公務員住宅も例外なく売却

解体される知事官舎をみて、しっかりしたコンクリート造りの平屋に近い構造
余裕で後30年は使えそうな家屋の解体はもったいないと思う

これらは私達の税金で建てられたもの
売却資金が市や県に入るとしても…
箱物は、建てた時点で維持費がかかるのは分かりきったこと
今更それが市や県の予算を圧迫するするから売却とはこれいかに…


県や市はどこを目指しているのか

古きものを守り修理して末永く使っていた江戸時代と今は真逆の発想
今の日本では、消費は美徳などと言っている余裕はないのに

壊す10億の予算があるなら、なぜ修繕(8億)に回し活用を考えないのか不思議

まるでどこかから売却指示でも出ているかのよう

売却と言えば…

先日家計調査が入った一帯に、土地売却を有利にするための土地家屋調査も入る
エリアが被っている辺りに強烈な違和感がある

土地売買時の境界トラブル減少の為に行うそうですが…
個人で行えば、登記関連費用が結構かかるのを
高松市がやってくれるという…

でもね…土地売買は売る側と買う側の個人の問題

売りたくない者にとっては、税金の無駄遣い
なぜ売ることを前提に話を進めるのかがわからない

頼んでもいない家屋調査のために、市からの指定日に家屋調査士を敷地内に入れねばならないし、隣接する隣人と時間を合わせ立ち会わねばならない。
しかも測量に邪魔になる物は撤去しろとのお達し

去年と一昨年と…隣接する土地の売買で境界立ち会いを経験した
なかなかに面倒くさく不毛な時間だった
それでも売却する隣人の為と、購入する新しい隣人との良い関係を築くためという目的があったし、日程も調整してもらえたので協力できた…

今回は税金使って誰のための測量か不明
協力要請の形はとっているけれど、実際は指示命令
日程にこちらの都合を挟む余地はほとんどない

登記費用を税金で負担してやるから協力しろというスタンスが嫌い

今すぐ売るならありがたいのかもしれない
でも、5年後10年後となれば、今回の測量は無効
再度必要になるのが通常と神戸で言われた。

市が説明するような売却トラブルが、近所で起きているとは聞かない。

誰が恩恵を受けるのか?
購入を希望する不動産関連企業の為ではないのか?
これも利権?


立ち会いは平日。仕事を持つ世帯にとって大変です。
はっきり言ってありがた迷惑

そんな事に予算を割くより、あるものを維持継続する方に予算を使って欲しい

因みに神戸の土地を売却した時は、60万ほど掛かった…今回は公務だし地域全体の測量登記だから各戸にそれほどはかからないと思うけれど広範囲。
半額としても、結構な予算は掛かっている

土地取引の活性化が市の活性化に繋がると言いたいのかもしれませんが…5年後には無駄になる税金です


住民や国民の意志とは別に
行政や世相が動く不思議

日本人の人口は減っているのに、土地売買は盛ん
誰が何の目的で買うのか
古家が売れても、更地が目立つ旧高松市内

それでも、不動産会社の土地買収熱は高い
何のための投資なのか…
よほど勝算があるのか、更地の塩漬けでも売れ売れと言ってくる

衰退する地方経済
減少する人口
供給過多で下落する家賃
目立つ空き家

でも土地はなぜか大人気
下がらぬ地価のおかげで高い固定資産税
所有者が亡くなれば、相続税もかかる
投資目的の所有ならいざ知らず。居住している家の相続税は理不尽だ。

いったい誰に売ろうというのか
いったい誰が買うと言うのか

県を挙げて推進するインバウンド
増便する海外航空便
中国人ビザの10年延長

2020年の中国地図ではここ香川は中国の東海省に色分けされていたことを思い出した



でも、これは昔の一帯一路の計画

習近平氏の勢力が衰退し、トランプさんが再選して
世界はグローバリズムから距離を置こうとしているかのように見えるけれど…

政治家も国民も眠らされたままの日本では、日本崩壊へ向けて進んでいるように思える


船の体育館…なんとか存続へ向けて市民運動にならないだろうか?
私はこの船の体育館が好きだ
独特のフォルムも好きだし、何より学生時代の思い出が詰まっている
日本の復興の旗印になればいいと思う✨




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする