「不登校のこどもへの支援のあり方」
新しい教育のあり方を考えるつどい2022
~教育機会確保法発出以降の自立を目指した支援~のシンポジウムに参加してきました🍀
2、30人の小規模なものかと思っていたら…7、80人…中会議室いっぱい😳
どちらかと言えば、ネガティブなワードですが、参加してヒューマン・ハーバーの主宰者であるキヨッペこと木村清美さんの言葉を通して、とても明るいものを感じました🍀
さんざん、ブログでは政府や行政のあり方に異を唱えまくっている私ですが…
『教育機会確保法』はなかなか、こども達の選択肢を広げる良い法案のように感じました。(どのような法案も、扱い方次第かもしれません)
今回とてもしっかりしたコンセプトで運営されているフリースクールが、ここ香川に26年も前からあったことの驚きと誇らしさの反面、必要となった背景を想像したらちょっとブルーな気持ちになったり…
でもフリースクール「ヒューマン・ハーバー」は凄いです。
キヨッペぶれない❗
お話を伺ううちに、心が晴れました✨
実はお絵描き教室のこども達が4人に増えて、賑やかになったと喜んでいたら、日にちの行き違いやこども達の体調不良などが重なり、また元のお二人に。至らぬ点があったのか?やり方が悪かったのか?とちょっとモヤモヤしていたのです😂
でも、お絵描き教室で私が目指していることは「そのままででいいよ。間違ってないよ…」と後押しを頂いたような気分になりました😊
フリースクールの基本は、こども達の自由を守り、安心で安全な居場所作り。
来てもいいし、来なくてもいい
してもいいし、しなくてもいい
やりたいことだけをやればいい
ただし、みんなで決めたルールは守ること
相手を否定しないこと
ルールや何かを決めるのは、週に一度、1時間の全体ミーティングで決めるという。参加不参加は自由だけど、そこで決まったことはみんなで行う。不都合があれば、緊急ミーティングを開きまたみんなで話し合う。
学校では得られないコミュニケーションスキルを学べる場所だと思いました
そこでは、大人もこどもも対等の人間同士
ゴールを決めない話し合い
言いたいことを言うけれど、相手を否定せず、折り合いをつける術を学ぶ
相手を言い負かすディベートとは違う一歩上のコミュニケーションスキル
素晴らしいと思いました
フリースクールでは社会性を学べないという人がいるけれど、人間関係の基本は1対1。大勢の中で、従順に過ごせる協調性があることだけが、社会性があるわけではない。ましてや、競争社会に勝ち抜くことが社会性でもないと思う。
パネリストの皆さんは、社会性も多種多様
人間も多種多様。その一部である学校という集団で過ごせないから、社会性がないと言う人の方が、社会性が乏しいと異口同音に仰る。もっともだと思った。
ミーティングも最初から上手くいった訳ではなく最初の頃は、みんな無言で1時間が過ぎたこともあったそうだ。
それでも、「今日は何にも出なかったね。」とみんなで無言の1時間を認めあう。
キヨッペは、その時間は無駄ではなく必要な時間だと言う。
何度かその時間を共有するうち、ミーティングが機能しはじめたようです。そして、ミーティングで意見を言うことで良くなっていく事を体験したこども達は、自ら進んで自分の意見が言えるようになっていくのだそうな。
小さな子から大人まで、みんなでお互いを尊重しながら議論できる場が、学校にあるだろうか?
こども達は小さな成功体験を得ながら、問題解決能力を身に付けていく
カリキュラムも教育指導要領も何もない。
ゴールを決めない事が重要。
ゴールはこども達がそれぞれ自らが決めていく。困ったときや行き詰まった時に寄り添いフォローする。
ティーチングではなくコーチング
キヨッペの懐の深さと広さと聴く力は本物
本物は安心感を与えてくれる
(岸田さんの聴く力とは格が違う)
こども達の可能性と潜在力を信じ、委ね、時期を待つ
周囲が無用な手出しや規制をかけなければ、どんな子も必ず幸せになれる。こどもにはその力がある。という強いメッセージを発していらっしゃいました。
隣で、フリースクールの卒業生で、同志社大学で助教をなさっている土田潤さんがパネリストとして横に座っていらっしゃるので説得力あります。😊
質疑応答では、
自己肯定感の低いこどもに対してどう接すればいいか?の質問に、体験した例を交えて答えてくださる
不登校のこどもが、帰りの遅いお母さんの代わりにご飯を炊いてくれていた。その時お母さんが「あなたが家にいてくれる(不登校)から、お母さん助かってるよ。ありがとう」この言葉で、自分には価値がない。お母さんやお父さんを悩ませる存在でしかない自分。でも学校にもいけない自分が大嫌いだったこどもが変わったというお話。
お母さんにもいろいろ悩みや心配があったけれど、心からありのままのこどもを認めてほめる。ありがとうと感謝の言葉をかけることで、こどもの自己肯定感はあがる。
認めてほめて愛して育てる
今は亡き七田眞先生の言葉と同じ
そして眞先生は、「もうすぐこころの時代がやってくる。そうでなければ人類は生きられんのよ。その為に今七田式教育が必要なんよ」と仰っていたのを思い出しました
教育とは、ありのままを認め、受け入れ、信じて待つこと。そして「ありがとう」と、「ごめんなさい」を教えることだと思う
決して大人がゴールを決めないこと
時代は流れ変化する
それについて行けるのはこどもだけだから
大人の経験は、押し付けるものではなく、こども達の肥やしになるものであればいいと思う。そうすれば老害などと言われる事もない。
学校教育も徐々に変わってくるだろう。
このシンポジウムに参加しているお母さんや学校関係者の姿を見てそう思いました。
本物はぶれません。
そして穏やかでかっこ良かったです。
参加して良かった🍀
キヨッペ、フリースクール「ヒューマン・ハーバー」の皆さん、ありがとうございました。とても有意義な時間でした🙇⤵️
最後までお付き合いくださいましてありがとうございました🙇