アサガオガイ科の貝の紹介です。
2016年1月13日に、アサガオガイ、ルリガイ、ヒメルリガイの3種の紹介としてこのページをかきました。 今回、ハブタエルリガイとヒルガオガイを追加して、写真を入れ替え、見分け方ポイントなどを書き加えて再更新しました。
注:コメント欄のコメントは更新する前の2016年当時のものなので、ブログの内容と多少ずれが生じております。
008年4月に平砂浦で大量漂着があり、数は持っているのですが、やはりそれでも海岸で見つけるとうれしい貝です。 アサガオガイ科の貝は、粘液の泡を分泌してそれで筏を作り、その下に吊り下がって浮遊生活を送っているので運がよければ、大量漂着にぶち当たります。 今まで1度しか経験ありませんけれどね。
アサガオガイ
ルリガイやヒメルリガイもそうですが、とにかく殻が薄いです。紫色の美しい貝。ルリガイよりも背が低い。学研の日本の貝の解説によると、ルリガイやヒメルリガイは、筏の下面に卵嚢を産み付けるがアサガオガイは卵を産まずにタニシのように子貝を産むのだそうです。
ルリガイ
本当に薄くて軽い貝です。粘液を洗い流している間に、殻が割れてしまうことも多いです。 色は薄紫で、ヒメルリガイよりも薄めで大きいです。
ヒメルリガイ
アサガオガイやルリガイに比べて小さいです。そして、色も少し濃いめですね。 螺頭と呼ばれてい頭の部分は高くて、口の部分にはハート型のようなくびれがあります。
アサガオガイは見分けはつきやすいのですが、見分けがつきにくいルリガイとヒメルリガイを並べてみました。
左がルリガイで右がヒメルリガイです。 同じような大きさのものを並べてみました。 ヒメルリガイの方が色が濃くて、クビレが深いです。
ハブタエルリガイ
手持ちはこれ一つのみです。 ハブタエルリガイはなかなかレアのようです。ルリガイの頭を指で押し込んだような感じがするのが特徴のようです。 ルリガイよりも白っぽいようですが、手持ちのハブタエルリガイは、ルリガイとそれほど色目は変わらないように思いました。
同じような大きさのルリガイと並べてみました。
左がルリガイ、右がハブタエルリガイです。 ルリガイの頭を指で押し込んだ感じがわかると思います。
ヒルガオガイ
アサガオガイ科の中で最もレアな貝ですが、一番地味です。 細めのタニシのような感じです。 なかなか出会えない貝なのですが、2022年11月と2023年1月に違う浜で立て続けに出会いました。(詳しくはブログを見てください) 貝殻だけで見てみると、どう考えても同じ仲間には見えないなぁと思います。 私は貝には全く無知なので、軟体の事は知らないので。
2008年にアサガオガイ、ルリガイ、ヒメルリガイが大量漂着した時の写真です。
このように、粘液がくっついていて処理をするのが大変でした。ビーチコーミングを始めたばかりの時だったので、興奮度は半端なかったですねぇ。
もう一度、こんな場面に出くわしたいです。
レアなヒルガオガイですが、これも大量漂着がありますよ。
地元でヒルガオガイの大量漂着があったという話はないですが、ここで報告できる日が来ることを気長に待ちたいですね(笑)
今年拾ったとすると、次はもう生きていないですね。(T_T)
でも、ぜひもう一度拾いたい貝の一つです。
去年湘南で大量漂着があったようですが、タイミングが合わず・・・
こんなのに遭遇したら叫びそうです!
37年前ですか! このサイクルでの遭遇となると私も浜を歩けているかは疑問(笑)
それに、ヒルガオガイは地味なので、果たして落ちていても認識できる自信がないのですよね。他の3種は遠目からでもばっちりわかりますが。