きいこのビーチコーミング日記

南房総の海でのビーチコーミング日記。写真と収穫物の紹介。 
初心者の同定用にコレクションも紹介していきます。

アリソンエダカラ、ナツメモドキ

2015年03月01日 |  タカラガイ
今日は、ねずみ色の貝のご紹介


アリソンエダカラ



南房総で拾うことのできるエダカラっぽい貝はほとんどがアリソンエダカラのようです。私はエダカラだと思っていたので最初にこの画像をエダカラだと紹介したのですが、ツイッターで貝にとても詳しい方がこの画像の貝はアリソンエダカラだと違いも含めて教えてくださいました。ありがとございました。

ということでエダカラとアリソンエダカラの違いについてちょこっと書いてみます。

この二つのタカラガイは生きている状態だと、出ている突起の色で区別がつけられますが、貝殻になるとちょっと難しい。私も見分けるのに苦労しました。(で、結局間違えちゃいました)

エダカラはアリソンエダカラに比べて細長く、裏側の白い部分の向かって左側に3~4本の不明瞭な褐色帯が横断し、斑点はアリソンエダカラに比べて細かい。
アリソンエダカラは、紡錘型あるいは長菱形。エダカラに比べてちょっと丸っこい感じ。そして側面の斑点は大き目。

こう考えてみると、確かに私のコレクションのエダカラだと思っていた個体はすべてアリソンエダカラだったようです。南房総でもエダカラも見つけることができるとは思うので、是非見つけてここで紹介してみたいものです。


エダカラによく似ているカバフダカラも南房総では運が良ければ見つけられるようですが、私はまだ持っていません。ですので、残念ながらここでご紹介は出来ません。 いつか、拾ったらこのページに追加させていただきたいと思っておりますので、お楽しみに。(っていってもいつになるかはわかりませんが・・・・)


ナツメモドキ



なんとなく似たような大きさで似たような色ですが、サイドに斑点がないのと何となくねずみ色が強いのとで容易にエダカラとは識別は出来るかな。

ナツメモドキはナツメダカラに似ているのでモドキというネーミングなのかと思ったら、ナツメモドキの方がナツメダカラよりも先についたそうです。漢字だと擬棗宝と表現しているように、植物の棗に似ているという説が有力のようですが、確か棗って赤かったような気がするのですが・・・



自分のコレクションを自分の知っている範囲の説明でこうやって書き込んでいますが、正しい情報を皆様からのご指摘で知ることができました。ありがたいことです。今後ともよろしくお願いします。 そして、今回情報を寄せてくださった方々に感謝申し上げます。


コメントを投稿