屋根にはシーサーが睨みをきかしている。
首里城を再建するときに当時を知る老人たちを集めて
聞き取り調査をしたところ
首里城の屋根は赤だったのか黒だったのか
意見が二つに分かれた。
実は、琉球の伝統的な瓦は「灰色」であったことがわかっている。
赤瓦が登場したのが18世紀頃。
住宅の需要の増加によってコストが安く
大量生産するために「赤瓦」が産まれた。
首里城が建設された時期は、
いまだにはっきりとはわかっていない。
近年の調査で14世紀末頃ではないかと言われている。
14世紀~15世紀頃の瓦は「灰色」であった。
しかも瓦ぶきの家は珍しく首里城周辺と浦添グスク・勝連グスクの
3カ所からしか発掘されていない。
なので、首里城を再建するとき、
この事がかなり問題になったそうだ。
中国の影響を受けていたので、
「やっぱり赤だったのではないだろうか」と言うことで
赤にしたとも言われている。
家を建てる予定はないが、もし沖縄で家を建てるなら、
赤瓦の平屋にしたい。
人が集まれるくらいの庭に芝を敷いて、
縁側に座ってビールを飲みながら夕日の沈む
時間を楽しみたいものだ。
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