八重山には「八重山カマボコ」がある。
同じカマボコという名前がついているのに形も味も
異なる。
宮古カマボコは平たく波打つ形で、
八重山カマボコは薩摩揚げに似ている。
カマボコは魚の身をすりつぶしてよく練り、蒸すか、
揚げるか、焼くかの方法で火を通す。
手間暇がかかることから、沖縄では最高の
もてなし料理とされてきた。
中でもカステラカマボコというのがあり、
カマボコの中の高級品となっている。
作り方はいたってシンプル。
魚のすり身600グラムに対して全卵8個、卵黄7個と、
たっぷりの卵が使われる。
現在は蒸して作られるが、本来は焼いて作っていたそうだ。
仕上がりがカステラに似ていることから
「カステラカマボコ」と呼ばれている。
沖縄は白身の魚が多くどこの家庭でも昔は
作っていたそうだ。
友達のオバァが元気だったころ、グルクンを釣ってきたら
いつもカマボコを作ってくれた。
実はカマボコは苦手な食べ物だった。
しかしグルクンのカマボコは別物でカステラカマボコ
なんて比べ物にならないくらい美味しい。
こんなことなら詳しいレシピを元気なウチに聞
いておけばよかったと後悔している。
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