後、波の穏やかななところに船をとめて
ランチを食べ、その後、シュノーケリングを
したり昼寝をしたりして過ごした後、午後から
もう一度ダイビングをして帰港するのが4時頃。
海で楽しく一日を過ごす。しかしダイビングは
天候に大きく左右されるので冬のダイビングは
午前中に2本続けてダイビングをして戻ってくる
ことも多い。
お客さんはショップに戻ってから遅いランチを
食べるが、船の後片付けをしているとついつい
食べそびれてしまう。そんなときは帰りがけに
ビーチの近くにある食堂によってソバを食べる
のが習慣になっている。宮古島の食堂の中で
飛びぬけて美味しいソバではないが、この一杯の
ソバが海で冷えた身体を温めてくれるのだ。
先日も海の状況が悪く、午前中でダイビングを終えて
いつものように食堂によってソバを食べた。
「今日も寒かっただろ、今すぐ作るから待ってろ」
とオバサンがいつものように熱いお茶を出してくれた。
今まで気づかなかったけれど他のテーブルの上には
水が置いてある。宮古島の食堂はほとんどがセルフ
サービスで勝手に水を取るのが普通。
それに他にもメニューはあるけれど、よく考えれば
「ソバ!」と注文したこともない。
宮古ソバは熱々のソバを出さないのが、宮古だけで
なく沖縄ソバの特徴なのだが、ここだけはいつも
熱々のソバを出してくれる。いつものことだから
気づかなかったがオバサンの心遣いに身も心も
温かさを感じた。身近にある心遣いは当たり前の
ように感じて、なかなか気づかないものだ。
オバサンありがとう。
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↑パイナガマ食堂のおばさん。