ゴーヤの本格的な季節がやってきた。
スーパーの野菜売り場では、まるで夏の野菜の主人公であるかのように
存在感を示している。
和名を「にがうり」「ツルレイイシ」。
インドを中心とした熱帯アジア原産のウリ科の一年生つる性植物。
今ではほぼ一年を通して売られているが、沖縄では夏野菜の
主役であり旬は5月〜8月。
中国では古くから薬用植物として使われており、
高血圧や糖尿病の治療薬としての効能が知られている。
沖縄では夏バテ解消に盛んに利用される野菜である。
少し前まで、どの家の庭にも夏は黄色い花をつけたゴーヤ棚があり、
沖縄の夏の風物詩であった。
オバァの家も毎年夏になるとゴーヤで日除のカーテンができていた。
その木陰で涼めば夏まけしないという。
ゴーヤは野菜の中でもビタミンCが抜群に多く、その上ゴーヤのビタミンCは
加熱でも損失が少なく、カロチンは炒めることで吸収がよくなる。
他にもカリウム、鉄、カルシウムなどのミネラルバランスよく
含まれている。
暑い季節に発汗によって失われるビタミンやミネラルを補う野菜としては
最適なのだ。
沖縄に来るまでゴーヤを知らなかった。
1990年に沖縄ブームが起こって、少しずつ沖縄の文化が知られるようになった。
そして2001年 NHK 朝の連続小説「ちゅらさん」で
ゴーヤブームが起こった。
あの頃のゴーヤは現在のものとは違い今以上に苦かった。
今は品種改良が進んだのか以前よりも食べやすくなっている。
しかしこの苦さは、食べ続けるとより苦いものを好むようになってくる。
しばらくはゴーヤで食卓がにぎわいそうだ。
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きじむな
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