パラオは、西太平洋のミクロネシア地域に位置する500以上の
群島からなる国で、コロール島が商業の中心地である。
国名の由来は、マレー語で「島」を意味する「Pulau」である。
人口は約18,000人ほど。パラオは16の行政区域に分かれている。
その州の一つアンガウル州は、日本語を公用語としている
珍しいところ。
16世紀ごろミクロネシアにヨーロッパ人が訪れるようになり
最初にこの地を踏んだのはスペイン人で、ついでポルトガル人や
イギリス人がやってきたよいわれている。
1899年、国力が衰退したスペインは450万ドルでドイツ帝国に売却した。1914年第一次世界大戦が開始されると、当時締結されていた
日英同盟により、ドイツに対して宣戦布告した日本が海軍を派遣し、
ドイツ守備隊を降伏させてパラオを日本の占領下においた。
1919年パラオは実質的日本の植民地となりコロールには南洋庁が
置かれ多くの日本人が移住した。パラオの国旗のデザインは海を表す
青地に月を表す黄色い丸が配置され日本の国旗である日の丸が元と
なっているといわれている。
パラオは親日国で、その時代の日本語教育を受けた人たちが昔は
たくさんいた。今でもパラオでは日本語が元となっている言葉が
たくさんある。電柱のことをデンキバシラ、トイレをベンジョ、
ブラジャーのことをチチバンド、魚などの煮付けのことをニツケ、
ビールのことをツカレトレールという。数え上げればきりがない。
宮古島からパラオまでは那覇まで飛んで、那覇から台湾台北を経由して
台北から約4時間でパラオにいける。
今年の冬はパラオで1週間ほど過ごした。ダイビングしたり、
戦跡を巡ったり、プールサイドで一日中寝っ転がって本を読んだり、
休日を満喫することができた。
来年は25周年を記念してパラオのダイビング旅行を計画中である。