場所が数多くある。有名な御嶽から、地元でも
限られた人しか知らないような名前のない
御嶽まで、我が家の近所だけでも幾つもある。
ウガン(祈り?)を捧げる場所で、すべての
御嶽に神様がいる。
家の中にも「ヒノカン(火の神様)」がいると
言われ、沖縄は神様がたくさんいる。
毎年、年末になると「クリスマス」に浮かれ、
正月は初詣に神社へ2月になれば
「バレンタイン」
結婚式はチャペルで葬式はお寺!
いったい日本人とはなんぞや?と
思っていたこともあったが、沖縄で長く暮らして
いると、たくさんの神様がいて守ってくれて
いると感じることがある。
日本には八百神(やおろずの神)と言われるよう
に年に一度、出雲大社に全国の神様が集まると
言われているほど神様の多い国だ。
沖縄だけが特別なのかなぁ~と思っていた
けれど、本土でも道端に地蔵が
あったり、地域の守り神が存在する。
他国のように唯一神だけを崇めれば、おそらく
神様が原因となる争いが起こるだろう。
こんな話をすれば、きっと私が、
ついに「おかしくなった」
と思う人もいるだろう。
暮れにも、本屋さんに行ったとき2階の
おもちゃ屋さんからクリスマスプレゼントを
かかえたオバァと出会った。普段は神様に
つかえるオバァで白い着物を着て御嶽を
まわっているオバァだ。日本の神様って、
片っ苦しくなくていいよね。
日本人で良かった。
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