昭和52年に沖縄県糖業振興協会が4月の第4日曜日に、
制定したそうだが、いつのまにか、4月4日に
なってしまった。
製糖季も終わり、品評会などを開いて、サトウキビの
啓蒙活動をおこなったりする。サトウキビは沖縄の
基幹作物で、ほとんどの農家がサトウキビを作っている。
収穫されたサトウキビは、国がすべて買い上げてくれる
ことになっている。
農業をやっている友達が「俺はサトウキビ栽培には反対だ!」
と言う。
「サトウキビを続けている限り沖縄の農業の発展はない。」
「国が毎年決める値段に一喜一憂していられるかい!」
飲めば熱く語る。
土から産まれたものを育て、それを食べる人が値段を決める。
良いものは高く売れ、悪いものは安く叩かれる。
それは当然のことで、この小さな島でも工夫すれば、幅広く色々な
作物が出来る可能性があるそうだ。
本土より早くトウガンやカボチャは出来るし、ブームを読んで
ゴーヤーやインゲン、オクラなども作れる。サトウキビに頼るのは
国に頼るのと同じこと。彼が農業の話をしだすと、
みんな「また、はじまった・・・」とあきれかっている
けれど、彼の話は農業を知らない私には面白い。
「太陽と土、そして海があれば、人間は生きていける」と
持論をのべる。
食べるものの作り方を知っている人をうらやましく思う。
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