毎日雨が降っていると感じた昨年。
2022年に宮古島地方気象台で観測された年間降水量は3768㍉となり、
宮古島での年間最多降水量を56年ぶりに上回り、
観測史上1位の記録を更新した。
宮古島の年間平年値は2076㍉であることから、22年は
平年比を82%上回る降水量となった。
1ヶ月降水量では5月の観測量が過去最多を更新している。
1937年の統計開始以降、宮古島で観測された年間最多降水量
ランキングを見ると2022年を含めて3000㍉を超えたのは
3回のみ。
これまでの最多記録は1966年の3242㍉だったことから、
2022年は、その年の降水量を525㍉上回り、最多記録となった。
2022年、1966年に次ぐ3位となるのは1951年の3003㍉。
どれも50年以上前のことだから、これだけの降水量は
初めて経験した。
「いつがベストシーズンですか?」とよく聞かれるので
「梅雨時期」と答えた。
宮古島の梅雨は5月の連休明けくらいから始まる。
5月はほとんど毎日が雨!申し訳ないことを言ってしまった。
9月10月、11月も雨の日が多かった。
ベストシーズンを狙ってきた人は雨だったわけだ。
気象庁によると全国で2022年に年間最多降水量1位の記録を
更新した地点は宮古島の他、西表島と青森県の深浦だったそうだ。
観測史上過去最多の降水量を、またまた更新しそうな感じで
年明けから雨が降っていたが、やっと晴れ間が出てきた。