うんたま森のキジムナー

ハブ酒

本土に住むなつかしい友人から電話があった。
お互いの近況をあいさつがわりに、いつか
宮古島に遊びにおいでと伝えると
「ムリムリ、俺、ハブ酒は飲めないから」
と言われた。

そんな話しを誰かからも聞いたことがある。
本当にそんなことを思っている人が
実際いるのに驚いた。

宮古島の酒屋にいってもハブ酒は見たことがない。
土産物屋にいけばあるかもしれない。
沖縄に生まれて、沖縄で育って、一度もハブ酒を
飲んだことのない人の方が圧倒的に多いだろう。

ハブ酒とは、毒蛇のハブを漬けた泡盛。
ハブが瓶の中でトグロをまいているのは、
見た目にチョットこわいが
古来から滋養強壮の薬として珍重されてきた。
中国にはハブとまむしとコブラを漬けた
「三蛇酒」というものまであるというから
毒蛇エキスは身体に効くのだろう。

ずいぶん前に沖縄のハブ酒製造しているところに
見学に行ったことがある。
ハブを捕獲してから三ヶ月ほどエサを
与えず水だけでやしない、
その後排泄物を取りのぞいて洗浄し、
そして生きたまま40度以上の泡盛に漬け込み
1年〜3年ほど漬ける。

かれこれ30年以上沖縄で暮らしているが、一度も
ハブ酒を飲んだことはない。


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コメント一覧

なめ
昔、ブジャと結城さんと蔵で、カウンターに陣取り、ハブ酒や色々漬け込んだ泡盛を飲み比べたことがありました。途中から酔いも増して、なんだかわからなくなったけれど…。
きじむな
宮古島のお土産屋さんにお売られています。
酒屋でも売られていますが、観賞用ですね。
好んで晩酌している人なんていないとおもいます。
ダイバー
まぁ、好んで飲む方は少ないでしょうけど、お土産やさんには看板がわりんの様に置いてありますね😓 どんな味なのか、一寸だけ興味は有ります😅
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