うんたま森のキジムナー

昔はどこの家でも豚を飼っていたとオバァは言う。
伊良部の早口言葉に、
「伊良部の家に豚小屋のない家はない。」これを方言に
するとうまく話すと聞いている人はニャン ニャンとしか
聞き取ることもできない。
こんな早口言葉が出来るほど、多くの家に豚小屋があり
豚を飼っていた。

オジィやオバァの昔話を聞けば、共通することは、昔は
貧しくて子供を育て生きることに必死だった・・・・
その事を否定するわけではないけれど、ある国では、
家畜を飼うことや子供が多くいることは豊かな証拠と
言うところもある。
多くの家で豚・牛・馬を飼い、6人~7人兄弟なんて
普通の宮古島。
豚1頭を育てるには豚肉1㌔に対して穀物が7㌔必要だという
計算がある。
牛となれば1対11で馬もたしかそれくらいだった。
もちろん当時は豚専用の餌など与えることなどせず、
豚はトイレの下に飼っていたそうだ。
排泄物や生ごみを食べさせ、家畜の排せつ物は肥料とする。
今は一般家庭で豚を飼っている人はまずいない。
生活に追われ、世話をする時間などないからだ。

お金が昔以上に必要となった現在の暮らしの方が、昔の暮らし
より違う意味で貧しいのかも知れないのかなぁと思うことがある。




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