教室にクーラーが設置されることになった。
「子供の教育環境向上」ということだそうだ。
子供たちの環境や健康を考えるなら、その逆のような
気もする。
沖縄は本土と違って真夏でも気温は32℃以上
あがることはほとんどない。
確かに、太陽光線は殺人光線といわれるほど厳しいが、
日陰に入れば涼しい。
島の友達が昔ながらの赤瓦(古民家)に住んでいるが、
エアコンなどない。風通しもよく考えて造られているので、
エアコンなど必要としない。
沖縄本島、58号線沿いに名護市庁舎がある。
この建物は、まるでガゥディを思わせるような作りで、
沖縄の誇る建築物と言っても過言ではない。
名護市庁舎が出来たのが1981年(昭和56年)
今から36年前になる。実はこの建物は16年前まで、
エアコン空調設備を備えていなかった。
そもそもエアコンを設置しなくても良い設計で作られた。
しかし、2001年 沖縄サミットが行われることになり
パソコンなどの機会が増えた為空調機が導入されることになった。
出来て間もない頃にわざわざ、見学に行ったことがある。
誰でも気軽に入れるので、機会があれば、
ぜひ見学をおすすめする。
この建物には56のシーサーがあり、それを探すのも楽しいだろう。
名護には55の集落があり(当時)この市庁舎を入れて
56のシーサーを作ったそうだ。
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