市内の街中で見かけるネクタイをしめた
背広を着ている人は、島外から来ている営業マン。
地元の人がネクタイをするのは冠婚葬祭の限られている。
宮古島にも会社はある。
役所や銀行に勤める人たちは「かりゆしウェア」
沖縄のビジネスマンが身にまとうのはネクタイ背広ではなく
「かりゆしウェア」
かりゆしウェアは1970年、沖縄観光連盟がアロハシャツに
負けない沖縄らしいウェアを作ろうと一般公募し発売したのが
その起源といわれている。
2000年の九州・沖縄サミットにむけて普及活動が行われ、
民間企業にもひろまった
当時は「仕事着として不適切ではないか」
と言う意見もあったそうだが、2007年にはクールビズの取り組みの
一貫として、全閣僚がかりゆしウェアを着用
スーツにかわる夏の通勤着として全国的にその名を
知られるようになった。
沖縄の衣料品店にいけば、一番目立つ場所に
かりゆしウェアが売られている。
中にはド派手なかりゆしウェアもあるが、
沖縄の太陽の下だとド派手なかりゆしウェアも違和感なく
街に馴染むから不思議だ。
そもそも「かりゆし」とは沖縄の方言で「めでたい」
という意味をあらわす言葉。
(航海安全)の意味もある。
冠婚葬祭に礼服一つあればいいと言われていたが、
最近ではどの場所にもかりゆしウェアで失礼なく出席できる
ようになってきている。
ネクタイしてスーツを着る機会はほとんどなくなった。