うんたま森のキジムナー

怪談

涼しい話をひとつ。
十数年前、夜の漁を終えて狩俣漁港から仲間の漁師と二人で
帰り道。自称、霊感が強いと言う漁師仲間が、「俺はこの道で
お化けを見るさぁ」と言う。バカバカしい!
「何かの見間違いやろ。お目にかかってみたいわ。」なんて
話をしていると、いきなり車のフロントガラスが真っ白に
曇った。エアコンも付いていないボロ車、窓ガラスをあけた
わけではない。車を急停車させて外に出ると真夏なのに冷やりと
した風が吹き抜けた。
ボンネットをあけてエンジンを見たが異常なし!
フロントガラスを拭いて帰った。

帰りに「ビールでも飲んでいけよ」と誘われたので、その仲間の
家によると、玄関を開けたと同時に中からいきなり奥さんに
塩をかけられた。時間は夜中の2時か3時、その奥さんは
ユタ(シャーマン)で、魔物が後ろについてきていると言う。
フロントガラスの超常現象?いきなりぶっかけられた塩!
これ、本当の話・・・私はオカルトのたぐいは一切信用しない。
すべて説明がつくものと思っている。
でもでも、フロントガラスの異常はなんらかの説明が出来ても、
携帯電話もない時代にいきなり玄関をあけて、そのむこうで
奥さんが待っていたことは、未だに理解できない。

数年後、事故多発場所として、その場所には観音像が建て
られている。


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