うんたま森のキジムナー

犬猿の仲

池間大橋は、1992年2月に開通した。
今から28年前になる。
池間大橋は宮古島本島の狩俣集落と繋がっている。
橋が出来るまでは船で往来していた。
「イケマ」の名は「イケハナレ」「いきはての島」と
いう意味からきている。

池間島にも狩俣集落にも何人か知り合いはいる。
知り合いはいるが、お互いのことを良く言わない。
お互い良い感情を持っていない。
狩俣集落は農耕民族で、集落からドロボウを出した
ことがないというのが、自慢だった。

狩俣のオジィから聞いた話。
昔、狩俣の人の現金収入は、池間島のカツオ工場で
働くことだった。
「安い賃金で、人が嫌がるような汚い仕事ばかり
させられた。」という。
池間の人に言わせれば、お金を支払うのだから
自分達のやりたくない仕事をさせるだろう。

池間のオジィから聞く話。
池間島は漁業の島で、農耕地が少ない。
耕す土地がないので、米は狩俣から物々交換かお金で
分けてもらっていたそうだ。
池間のオジィいわく「狩俣はセコイ」だそうだ。
どちらの言い分もわかるが、これは戦前、戦後、
復帰前の話。

「あれだけの仕事をさせられて1ドルにもならんさぁ」
「あんな上等魚渡して、たったあれだけの
米しかわけないさぁ」
向かい合った二つの集落の溝は深い・・・・・


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コメント一覧

きじむなー
楽しんで毎日を過ごしています。
一日一日を大切に生きていこうとスタッフも思っています。
ダイバー
うーん"(-""-;)"。利害関係って難しいですよね😥 夫婦や親子のように、世界中の人々がお互いを思いやり、助け合う様になって欲しいと願うのは「現実離れをしている戯言」と、一笑に付されるだけなのでしょうか? いつかそれが当たり前になる世の中が来ることを、心から願っています💕 早朝から夜遅くまで、頑張っているスタッフの皆さまの様子を昨日、垣間見させて頂きました☺ 庶民はみんな夫々の人生の為に懸命に仕事をし、税金を納入して国を支えているんだから、政治家も遊んでいないで真剣に国民の事を考えなければね🙇
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