本格的な海水浴シーズンの到来となり、
海に出入りする機会が増えることから市は
市内ビーチ(パイナガマ)にハブクラゲ侵入防止ネットを設置している。
この侵入防止ネットは5月末に設置され10月末まで設置されている。
ハブクラゲは沖縄の毒ヘビである「ハブ」にたとえて
恐れられるクラゲである。
ハブクラゲの恐ろしいところは、透明な体をしていて見えにくい。
水中メガネをつけていても、よほど注意深くみていないと、
近づいてくるハブクラゲを発見することはできない。
沖縄本島や宮古、八重山のビーチでは、海水浴客を
ハブクラゲから守るために
「ハブクラゲ侵入防止ネッット」設置される。
県によると昨年(21年)は海洋危険生物による刺咬症被害は
107件発生し、うち25件がハブクラゲによるものだったという。
届けが出ているものであって実際はこの数字を上まわるだろう。
ハブクラゲは6月はじめ頃から人体へ影響を及ぼす
大きさに急成長するため
この時期に多くの被害が発生する。
ハブクラゲ刺症を未然に防ぐために侵入防止ネットが
はられてあるビーチではネット内で泳ぐ。
肌の露出を避けてTシャツなどを着て海に入ることを心がける。
刺された場合には海からあがり激しい動きをせずに
近くにいる人に助けを求める。
刺された部分はこすらずに酢をたっぷりかけて
触手を取り除いた後、水や冷水で冷やす。
応急処置後に医療機関で治療を受けることを呼びかけている。