うんたま森のキジムナー

神無月

部屋の明かりを消しても明るい。窓から空を
見上げれば大きな真ん丸い月が部屋の中まで
照らしている。中秋の名月・・・・ 
そろそろ九月も終わりだ。
カラカラは女性、男性問わず、一人でダイビングに
来られる方が多い。十月になると、一人旅の方が
増えてくる。

「彼氏はいないの?」オヤジ化した私はついつい
失礼なことを聞いてしまう。
ここだけの話し・・・  八割方、
「いないんですよ」と答えが返ってくる。
実はここで、カップルになった人もけっこう多い。
世の中、うまく出来ていて、心配しなくても必ず、
かけがいのない人が現れる。

十月のことを「神無月」とも言う。島根県の出雲大社で
神様サミットが行われるため全国の神様がサミットに
出席するので神様がい無くなる月。
全国、八百万の神様が集まるそうだ。
出雲大社といえば、「縁結び」の神様。
当然、、議題の中には「誰と誰を一緒に結ぶか?」
も話し合われる。日本の人口、約一億二千万人、
そのうちのいったい何人が独身で、現れる大切な人を
待っているのか知らないけれど、八百万からの
神様が探してくれるのだから
心配することもないだろう。

一人の間は一人を存分に楽しみ、待っていれば必ず、
神様が選んだかけがいのない人が現れるはずだ。
宮古島のたくさんの神様も出かけたかな?

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