よって拿捕された。罰金数百万で、中国領事が保障することに
よって、釈放された。
小笠原近海にも100隻以上の中国船が集結している。
台風が接近するとなって、避難するように呼びかける
この国はなんと親切な国だろう。
30年前は、宮古島近海にも台湾船や中国船が宮古島近海
までよくきていた。台風が接近すると、平良港付近には
台風を逃れて避難してくる船が多かった。
台風が接近すると魚の値段が当然あがる。
外国船との闇取引は違法になるが
台湾や中国漁船が避難してきいるときけば、
すぐにカシオなどの安物の時計を買って
マグロと交換したこともあった。
ほとんどの船長が日本語を話せる時代だったので
仲良くなるのも早く、頼まれた品物など魚と交換に
引き受けたこともあった。
よほど台風が接近すれば、港内に停泊される許可がおりる。
港に入ってきた台湾船や中国漁船の乗組員と岸壁で
酒を飲んだこともある。
今、密漁にきている中国船は、船長・機関長以外はほとんど
素人だと聞く。
このあいだのあれだけ大きい台風で数隻の中国船が
小笠原の島影に停泊していたらしい。
よほどの素人か船が悪いのか、普通ならあれだけ大きな
台風が接近すると、南へ南へとできる限り遠くまで
避難するだろう。
宮古島で拿捕された中国船の乗組員の中には
銃殺されると思っていた乗り組み員もいたそうだ。
釈放を告げたときには、乗組員の方が驚いていたとか・・・・
この国は親切な国だ。
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