八月踊りが行われる。
八月御願(ハチガツウガン)とも言われる豊年祭。
本土からの観光客も多く訪れる。
八月踊りは、琉球時代、多良間島を舞台にした寸劇?の
ようなもの。時は1522年 与那国を治めていた鬼虎と
いう人がいた。
暴虐な性格で酒色に溺れ、民を虐げていたという。
これを聞いた首里王府は、宮古島の仲宗根豊見親に
鬼虎討伐を命じた。
豊見親は策を練り、多良間島から、あふがま と こいがまと
言う二人の姉妹を召し出し、彼らの老親の面倒をみることを条件に、
鬼虎討伐に協力させた。
宮古島勢が島に近づいたところ、鬼虎は高山へ登って酒宴を
開いていた。そこへ客人として招かれた豊見親ら一行は、
二人の姉妹を使って鬼虎に酒をたらふく
飲ませて、酔いつぶれたところで一気に討ち取ったという。
また、豊見親は、鬼虎の娘を息子の妻にする約束で宮古島に
連れ帰ったが、息子には既に妻がいたうえ、下女として
扱われたので自害して果てたという。
八月踊りは何度か見に行ったことがあるが、
歌舞伎のようなもので、セリフも聞きづらい。ある程度、
鬼虎の話や豊見親の話を調べてから見にいかないと
なにがなんだかわからない。
少しだけでも琉球の話を知ってからいけば、どの場面が
演じられているか楽しめると思う。
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