1月の降雨量は例年の倍ほどと新聞に載っていた。
雨が降るとどこから湧いて出てくるのか、
カタツムリだらけ。
農業をしている知り合いが、一晩に500匹以上退治しても、
その翌日には、また同じくらい出てくると嘆いていた。
沖縄ではマイマイと言う。
カタツムリの呼び方は地域によって異なる。
以前、何かの本で読んだが民族学では言葉は京都から
円形状に広がったという説。京都ではデンデンムシ、
少し離れた地域ではマイマイ、関東まで行くとカタツムリ
そして九州・東北地方ではツムリと呼ぶそうだ。
沖縄のマイマイはアフリカマイマイが多く、コイツは
繁殖力があり一匹が年間に約1200もの卵を産む。
そんなに増えるなら食用にしようと考えるのが普通。
その通り、沖縄のマイマイは食用に持ち込まれたのが始まり。
それが今では農家にとって害虫いがいの何者でもない。
アフリカマイマイは危険生物でもある。
素手で触れてはならない。
「広東住血線虫」という寄生虫を持っていて、
脳髄膜炎を起こすことがある。
実際に2000年にも沖縄で死亡するということが起こっている。
エスカルゴと同じ種なので、火を通せば食べることが
できるが表面を素手で触るとこの寄生虫に感染することがある。
けっして素手で触れないようにしてください。
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