沖縄では、梅雨明けと同時に夏至南風(カーチバイ)が吹き出す。
南氏シナ海から吹いてくる風速10m〜15mの南西季節風である。
片曇が飛ぶよう流れ蒸し暑い日が続く。
この頃は台風接近も少なく風も安定しているので、
昔は北へ航海する帆船が、よくこの季節風を利用したよいう。
天気図では、太平洋高気圧の尾根がフィリピンまで達し、梅雨前線は、
本州に停滞してる。本土では梅雨の最盛期である。
そして7月の初めころから南西の季節風は南東の季節風に変わる。
太平洋高気圧の尾根が北上してきて東シナ海まで伸び、沖縄近海は
すっぽりとこの高気圧の支配下に入る。6月終わり頃から7月半ばまで沖縄真夏前期、
その後9月はじめ頃までが真夏最盛期である。
真夏前期の7月上旬は日射は強烈で暑いが天気は最も安定する。
一気に青い空が広がって、大気は限りなく透明となり紺碧の水平線の彼方から
真っ白な入道雲が湧き出て輝く。夏真っ盛りである。
沖縄県には猛暑日はないといわれていたがそれも危うくなってきた。
那覇の気温は連日35℃あるそうだ。
宮古島でも34℃の日が続いている。
猛暑日を記録する日が来るかもしれない。