守っている人はいるのかな・・・
「深酒厳禁」小さな社会なので、役所で勤めていることは、
お客さんや店の人には知られているだろう。夜8時以降の飲酒を
控えるように決められて、落ち着いて飲んでいられないだろうな。
議会で全会一致で否決されたアルコール検知器の購入は、
酒造会社の社長さんが寄付した。
居酒屋で飲んでいると、ひときわ大きな声でオトーリを回し
始める人たちに気付く。
ついつい、役所の人がいるのではないかと振り返ってみてしまう。
「オトーリ禁止令」は回してはいけないが、回ってきたのを
飲むのは良いそうだ。
実は、沖縄の歴史には、過去に「禁酒令」が出されたことがある。
政府からの強制ではなく、間切り(現在の市町村)の人たちが
自主的に行った。いうなれば今回の宮古島でのことのよう。
明治37年 金武間切は、かなりの税金の滞納をかかえていて、
それに引き替え、間切りの人たちが飲む酒代は税金の2倍。
そこで間切りの人たちが相談した結果、
明治40年までの3年間、「禁酒令」が出されたと言う。
宮古島のように「オトーリは回してはいけないが、
回ってきたのを飲むのは良い。」
まったく全面禁止ではなく「よその間切りでの飲酒や、
泡盛以外の高級酒はOK」というものだったらしい。
大正時代には「節酒令」というのも出されている。
さぁ、そろそろ役所の不祥事が出そうな頃だ。
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