手間がかかる。お祝いの料理によく出てくるのが「ヤギ汁」
ヤギを1頭つぶして、血をもちろんとっておいて、
肉と内臓を分ける。
刺身で食べられる分は刺身にして、残った肉と内臓を
ぶつ切りにし、たっぷり水を入れた大きな鍋にぶっ込んで、
5時間~6時間じっくりと身が骨からはずれるくらい煮込む。
そして最後に残しておいた血を全部入れて、ヨモギを乗せて
出来上り。
血を入れると獣臭さがいっそう増す。
血を入れたものは「ヒージャーヌチーイリチャー」と言い血を
入れていないのが「ヒジャージル」
宮古島では「ピンザ汁」と言う。
ヤギ汁は「ヒージャー汁」と言うが「ヒジャーグスイ」とも
いわれる。「グスイ」とは「薬」の意味。
ヤギ汁そのものが「薬」なのだ。
そこで気になるのが「効能?」強精強壮料理である。
独特の臭みがあるので、あまり好きではないいが目出度い
お祝いの席で断るわけにもいかず。
「美味しいですね。」と言っていただく。
食べると身体が温かくなる。たしかに急激に血圧があがるので
高血圧の人は注意したほうがいい。心臓もバクバクしてくるのが
わかるほどなので、心臓に疾患がある方は控えた方がいいだろう。
今は観光客用に臭みを抑えたヤギ汁もあるので、
そちらの方をおすすめする。数日後にお祝いがある。
「ヤギを用意しておくから楽しみにおいで!」と言われている。
あまり好きではないが「それは楽しみだね。」
と言っている私は日本人。
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