うんたま森のキジムナー

方言

明治末より、沖縄県でも他府県と同じく学校教育の場を中心に
標準語の普及運動が進められ、学校では方言の使用者に「方言札」を
かけさせるなど手段がとられた。戦後のアメリカ統治下でも
普及運動は続けられ、また米軍支配への反発や、本土への
集団就職が行われたことから、沖縄県民のあいだでは本土志向が
高まり、自発的な標準語推進運動がおこった。
他府県同様、方言は時代遅れとの意識が生まれ、親から子へ、
年長者から若者への言葉の継承に関して消極的、否定的な状況が
近年まで続いた。

この影響で純粋な方言者は激減し、伝統的な方言は数十年以内に
消滅すると言われている。純粋な方言とは、どの方言を言うのか?
沖縄でも北部・中部・南部で方言が違う。この小さな宮古島でも
各部落によって単語も違えば、発音も大きく異なってくる。
家の中でもオジィが話す方言と息子が話す方言が違ったり、子供は
方言が聞けても方言を話すことが出来ないという現象がある。
宮古島の方言が島外からの影響を受けて、共通語として使われて
いるのが平良言葉とも言うが、これも異論がある。
最近では方言を残そうと学校でも方言を教えているそうだが、
どこの方言を教えているのか、はなはな疑問を感じる。
本土で暮らした年月より、この島で暮らした年月の方がはるかに
長くなっている私も、今だコテコテの関西弁だ。



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