多くなってきた。
そろそろ産卵期に入り、卵を産みにあがってくる。
ウミガメは世界に7種類いるそうだ。
一般に沖縄で見かけるウミガメは、アオウミガメと
アカウミガメ、それとタイマイ。
甲羅の形に特徴があるので、慣れればすぐ
に見分けがつくが、ダイビングスタッフでも
知らない人の方が多いだろう。
よく見かけるのがアオウミガメ。
以前は食用としてとられていたが、現在は
禁止されている。本来ウミガメの産卵は5月頃と
言われているが、年々早くなってくる傾向にある。
確認調査をしている団体によると、2018年は
この10年間で、もっとも少なかったそうだ。
ウミガメが陸に近づいてくるのを狙っているのか、
岸の近くでサメが確認されるのも
この時期がもっとも多い。
宮古島には、ウミガメを扱う料理屋はないけれど、
沖縄本島に数軒のウミガメを出す店がある。
卵も売られることから、産卵期になると密漁が
絶えないと危惧されている。
昔は貴重なタンパク源であったといわれているが、
今はわざわざカメをとって飢えを
しのぐこともないだろう。
開発工事により産卵場所も少なくなってきているので、
産卵場所は大切にしていきたいものだ。
そうそう、浦島太郎に出てくるウミガメは、
アカウミガメなんです。
