大きいものもある。
祖先崇拝の島では墓は大きくなり糸満や与那国島には
エアコンまで設置されたビッグな墓もある。
宮古島では旧暦の1月16日、沖縄本島では清明祭に
墓の前庭でご先祖様と一緒に
ご馳走をいただき祈願と親交を暖める。
一般的に亀甲(かめこう)墓がよく見受けられ
亀の甲羅に似ていることから
そのように呼ばれている。
しかしこの大きさが開発の邪魔となり近年では
本土のお墓のような形に変わりつつある。
オジィ、オバァがいなくなって、
お墓参りだけのために帰ってくる人が増え
それが負担となり手つかず荒れ放題の墓も
多くなった。
最近では墓じまいをする人も増えていると
いう話をよく聞く。
沖縄では墓に対する考え方も本土とは異なる。
以前に近所の子供たちがお墓の上に乗って
遊んでいたので注意した。
その話をオバァにすると逆に叱られた。
子供たちが安全に遊べるようにご先祖様が
見守っているのだからかまわないという。
私が子供の頃はお墓の上に乗って遊んで、
よく叱られたものだ。
