うんたま森のキジムナー

産卵期

梅雨の中頃になると、多くの生き物たちが産卵期に入る。
釣り好きな人は夜釣りの時期で、産卵場所へと船を出す。
有名なのが池間島のオカガニの産卵。
まるで合図でもあったのか、一斉に舗装された道路を渡り、
海に向かっていく。

翌朝には、車に踏みつぶされたオカガニの無残な
姿があちこちにみられる。
最近ではオカガニの産卵を見ようと多くの観光客が
やってきて、時間になればオカガニより観光客の方が
多い場所もある。

いつだったか、屋久島で砂浜を歩いていたら、
Gパンに赤いウェスタンシャツを着て伸びた髪の毛を後ろに
結んだ、どこから見ても自然保護家っぽい人がやってきて、
「そこを歩いては、ダメ!」と叱られた。
どうやらウミガメが産卵に来る場所らしく
「ウミガメの気持ちも理解しろ」とまで言われた。

「あんたにウミガメの気持ちがわかるの?」とおもわず
ツッコミそうになったが一種の宗教みたいなものだろう、
触らぬ神に祟りなし!この手の人はかかわらない方がよい。

宮古島でも夜のビーチにカメが産卵にやってくる。
サンゴの産卵の問い合わせもあるが、サンゴが産卵するのは、
夜中の12過ぎになるのでナイトダイビングは受けるけれども
サンゴの産卵ツアーはやっていない。




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