「一大事」を思わせる悲痛な電話がかかってきた。
「猫が海に・・・猫が」
落ち着いて聞いてみると、どうやら海に猫がおぼれかけて
いるのを拾い上げたそうだ。
「でっ・・・・？」
猫レスキュー110番ではないのだからどうしろと？
とりあえず「生きているのなら、そこらの草むらに
でも置いておけば」
なにぶん、朝は忙しい。
そう言って電話を切ったが「もしかして・・・・」
やっぱり「すぐに車に乗せて戻っておいで」と電話した。
数年前にビーチに行ったスタッフが機材を下すのに
後ろのドアを開けたところ猫が飛び出してきたという
ことがあった。機材を積み込んでいるときに野良猫が車に侵入
したようだ。もしかして今回も？
スタッフが連れて帰ってきた猫をみると手のひらに乗る
くらいの子猫で、見た覚えがある。我が家の庭に住み着いて
いる産まれたばかりの子猫だった。
子猫の行動範囲が最近活発化してきて、車の下に潜り込ん
だりすることが多くなった。車を動かす前に車のボンネット
又は、車をバンバンと叩いてから周囲を確認して
エンジンを始動するようにミィーティングで話合われたそうだ。
「おはよう」の前に「猫バンバン」が今日の標語になっている。
