近づいてよくみると、なんと、そこにいたのは
オオトカゲ!猫が私に気をとられているあいだに、
どこかに逃げて行った。
以前、飼っていた猫が、ハブをくわえてきたことも
あった。オオトカゲは「キシノウエオオトカゲ」で
、体長が40センチを超えるものもいる。
確か、伊良部島では絶滅したといわれている。
昔は、普通にどこにでもいたそうだが、野ネズミ駆除を
目的としてイタチを放ったところ
食害により伊良部島では絶滅したそうだ。
我が家の隣は原生林なので、いてもおかしくはない。
やがてこの原生林も伐採されて、
アウトレット・モールが建設されることが決まっている。
いつだったか、宿泊されている女性がペットボトルに
「ミヤコカナヘビ」を入れて
持ち帰ってきたことがあった。
爬虫類が好きな女性を「爬虫類女子」というそうだ。
ミヤコカナヘビもキシノウエオオトカゲも絶滅危惧種で、
両方とも天然記念物に指定されている。
本土まで持ち帰って飼うと言っていたけれど、
空港の荷物検査で発見されれば、天然記念物保護法違反で、
かなりややこしいことになるのは、間違いない。
ちなみに、我が家の庭でも普通に見かける
オカヤドカリも天然記念物に指定されている。
建設工事が始まれば、多くの希少生物が行き場を
失われてしまうだろう。
