本土の人からしてみれば
「何をバカなことを言っているんだ。」と思うだろう。
本土の人が、あからさまに
「魂を落とすなんて。」と沖縄で否定すると、
沖縄の人からすれば
「何をバカなことを言っているんだ。」
ということになる。
魂を落とす。
いわゆる「マブイヌギ」(魂抜け)である。
高いところから落ちそうになったり、
車に轢かれそうになるなど、ビックリ
したり驚いたり、衝撃を受けたときに魂が落ち、
腑抜けの状態になる。
何を聞かれても心ここに在らずで、
ご飯も食べられなくなり、
ひどいときは寝込んでしまったりする。
そんな状態になったときは、沖縄では
心療内科に行かず、ユタにお願いして
マブイグミ(魂込め)の儀式をしてもらう。
マブイ(魂)を落とした場所がわかっていたら、
その場所でマブイグミを行うが
どこで落としたかわからないときは、
フール(便所)の神様に祈る。
すると、フール(便所)の神様が魂を見つけ出して
くれると言われている。
こんな話しを聞いても、バカバカしいと
思われて当然。実際に長く沖縄で暮らしていると
魂を落とした人は珍しいことではない。
そういえば「トイレの神様」という歌があった。
沖縄ではフールの神様。
いつもトイレは清潔に心がけて掃除をしている。
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