あたらしいおうち

ぼくのあたらしいうちは、玄関の前にちいさなお庭がありました。そこには、バナナツリーとブーゲンビリアが植えてあり、すごいのっぽのユーカリの木もありました。今日のアラブは、風がそよそよ吹いており、ユーカリの葉がゆらゆらと揺れておりました。おうちは、白い２階建ての家でした。なかなか素敵なかんじでした。玄関のドアを入ると　ヒヤッとしました。どうしてかというと、アラブのは暑いので　少しでも涼しくなるように　大理石の床にするのです。僕が　びくって足をすくめましたら、おじさんが
「冷たかったね」って言いました。僕は、「にゃお」ってなきました。
あたらしいお家に入りましたら、女の人が　２人おりました。
大人の女のひとと、１０歳くらいの女の子でした。
どうやら　おじさんの奥さんとお嬢さんのようでした。