AZ-GTi赤道儀化マウント[1,2]の追尾機能の確認のため、マウントにデジタルカメラを搭載し、60分間の星空軌跡の撮影を試みた。
その結果、撮影した星は点像にはならず、小さな弧を描いた。
しかし、その弧は小さいため、望遠倍率を抑えた1分間程度の撮影では、星を十分追尾できるという感触を得た。
(1)試験撮影概要
AZ-GTi赤道儀化マウントに付属する極軸望遠鏡[3,4]で、マウントの極軸を北極星[5]にアライメントした。
その後、AZ-GTiの電源をONにした後、Android端末のアプリSynScanProを起動し、AZ-GTiにWiFi接続し、赤道儀モードを選択した。
その後のSynScanProでのAZ-GTiの制御は、次の通りである。
・ユーティリティ>ハイバネート>ホームポジション
マウントがホームポジションに戻る。
ここで、AZ-GTiのクラッチノブを緩め、カメラを北極星の方向にセットし、クラッチノブを固定。
・アライメント>1スターアライメント
シリウス[6]を選択すると、マウントが自動でシリウスの方向に向く。
方向ボタンで、カメラ視野の中心にシリウスが入るようアライメントを実施。
1スターアライメントが成功すると、追尾が開始されるので確認する。
・方向ボタンで、カメラの視野をオリオン座と冬の大三角が入るように調整。
上記の調整完了後、恒星追尾の状態で、デジタルカメラの星空軌跡モードを用い撮影を実施。
試験撮影の様子
(2)試験結果
2021-01-29 19:22 オリオン座[7]、冬の大三角[8]
Canon PowerShot S120
星空軌跡モード, ISO160, 5.2mm, f/8, 30sec, AWB
※18:22から60分間、星空軌跡モードで撮影
オリオン座の三つ星部分をトリミング(640x480)
※星は点像にはならず、小さな弧を描いている。
しかし、1分間の撮影であれば、星像のブレは上記の1/60になるので、撮影の許容範囲内に入ると考える。
(3)まとめ
AZ-GTi赤道儀化マウントの追尾機能の確認のため、マウントにデジタルカメラを搭載し、60分間の星空軌跡の撮影を試みた。
その結果、撮影した星は点像にはならず小さな弧を描いたが、望遠倍率を抑えた1分間程度の撮影では大きな問題にはならず、星を十分追尾できる見通しが得られた[9-10]。
参考文献:
(1)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(2)AZ-GTi赤道儀化マウント(2)-goo blog
(3)極軸望遠鏡-Wikipedia
(4)極軸合わせ-Wikipedia
(5)北極星-Wikipedia
(6)シリウス-Wikipedia
(7)オリオン座-Wikipedia
(8)冬の大三角-Wikipedia
(9)ノータッチガイドって何? おいしいの?
(10)それでも星は流れる(ノータッチガイド編)
その結果、撮影した星は点像にはならず、小さな弧を描いた。
しかし、その弧は小さいため、望遠倍率を抑えた1分間程度の撮影では、星を十分追尾できるという感触を得た。
(1)試験撮影概要
AZ-GTi赤道儀化マウントに付属する極軸望遠鏡[3,4]で、マウントの極軸を北極星[5]にアライメントした。
その後、AZ-GTiの電源をONにした後、Android端末のアプリSynScanProを起動し、AZ-GTiにWiFi接続し、赤道儀モードを選択した。
その後のSynScanProでのAZ-GTiの制御は、次の通りである。
・ユーティリティ>ハイバネート>ホームポジション
マウントがホームポジションに戻る。
ここで、AZ-GTiのクラッチノブを緩め、カメラを北極星の方向にセットし、クラッチノブを固定。
・アライメント>1スターアライメント
シリウス[6]を選択すると、マウントが自動でシリウスの方向に向く。
方向ボタンで、カメラ視野の中心にシリウスが入るようアライメントを実施。
1スターアライメントが成功すると、追尾が開始されるので確認する。
・方向ボタンで、カメラの視野をオリオン座と冬の大三角が入るように調整。
上記の調整完了後、恒星追尾の状態で、デジタルカメラの星空軌跡モードを用い撮影を実施。
試験撮影の様子
(2)試験結果
2021-01-29 19:22 オリオン座[7]、冬の大三角[8]
Canon PowerShot S120
星空軌跡モード, ISO160, 5.2mm, f/8, 30sec, AWB
※18:22から60分間、星空軌跡モードで撮影
オリオン座の三つ星部分をトリミング(640x480)
※星は点像にはならず、小さな弧を描いている。
しかし、1分間の撮影であれば、星像のブレは上記の1/60になるので、撮影の許容範囲内に入ると考える。
(3)まとめ
AZ-GTi赤道儀化マウントの追尾機能の確認のため、マウントにデジタルカメラを搭載し、60分間の星空軌跡の撮影を試みた。
その結果、撮影した星は点像にはならず小さな弧を描いたが、望遠倍率を抑えた1分間程度の撮影では大きな問題にはならず、星を十分追尾できる見通しが得られた[9-10]。
参考文献:
(1)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(2)AZ-GTi赤道儀化マウント(2)-goo blog
(3)極軸望遠鏡-Wikipedia
(4)極軸合わせ-Wikipedia
(5)北極星-Wikipedia
(6)シリウス-Wikipedia
(7)オリオン座-Wikipedia
(8)冬の大三角-Wikipedia
(9)ノータッチガイドって何? おいしいの?
(10)それでも星は流れる(ノータッチガイド編)
コメント、ありがとうございます。
極軸調整が甘かったようですね。
再度、極軸調整を試みたいと思います。