KIMUKAZU blog

健康とiMacに関する情報
最近は天体観察と公園散策の情報

AZ-GTi赤道儀化マウント(3)

2021-01-30 13:07:22 | AZ-GTi
AZ-GTi赤道儀化マウント[1,2]の追尾機能の確認のため、マウントにデジタルカメラを搭載し、60分間の星空軌跡の撮影を試みた。
その結果、撮影した星は点像にはならず、小さな弧を描いた。
しかし、その弧は小さいため、望遠倍率を抑えた1分間程度の撮影では、星を十分追尾できるという感触を得た。

(1)試験撮影概要
AZ-GTi赤道儀化マウントに付属する極軸望遠鏡[3,4]で、マウントの極軸を北極星[5]にアライメントした。
その後、AZ-GTiの電源をONにした後、Android端末のアプリSynScanProを起動し、AZ-GTiにWiFi接続し、赤道儀モードを選択した。
その後のSynScanProでのAZ-GTiの制御は、次の通りである。

・ユーティリティ>ハイバネート>ホームポジション
 マウントがホームポジションに戻る。
 ここで、AZ-GTiのクラッチノブを緩め、カメラを北極星の方向にセットし、クラッチノブを固定。
・アライメント>1スターアライメント
 シリウス[6]を選択すると、マウントが自動でシリウスの方向に向く。
 方向ボタンで、カメラ視野の中心にシリウスが入るようアライメントを実施。
 1スターアライメントが成功すると、追尾が開始されるので確認する。
・方向ボタンで、カメラの視野をオリオン座と冬の大三角が入るように調整。

上記の調整完了後、恒星追尾の状態で、デジタルカメラの星空軌跡モードを用い撮影を実施。


試験撮影の様子

(2)試験結果

2021-01-29 19:22 オリオン座[7]、冬の大三角[8]
Canon PowerShot S120
星空軌跡モード, ISO160, 5.2mm, f/8, 30sec, AWB
※18:22から60分間、星空軌跡モードで撮影


オリオン座の三つ星部分をトリミング(640x480)
※星は点像にはならず、小さな弧を描いている。
しかし、1分間の撮影であれば、星像のブレは上記の1/60になるので、撮影の許容範囲内に入ると考える。

(3)まとめ
AZ-GTi赤道儀化マウントの追尾機能の確認のため、マウントにデジタルカメラを搭載し、60分間の星空軌跡の撮影を試みた。
その結果、撮影した星は点像にはならず小さな弧を描いたが、望遠倍率を抑えた1分間程度の撮影では大きな問題にはならず、星を十分追尾できる見通しが得られた[9-10]。

参考文献:
(1)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(2)AZ-GTi赤道儀化マウント(2)-goo blog
(3)極軸望遠鏡-Wikipedia
(4)極軸合わせ-Wikipedia
(5)北極星-Wikipedia
(6)シリウス-Wikipedia
(7)オリオン座-Wikipedia
(8)冬の大三角-Wikipedia
(9)ノータッチガイドって何? おいしいの?
(10)それでも星は流れる(ノータッチガイド編)

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« AZ-GTi赤道儀化マウント(2) | トップ | 都内の星座(7) »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (comet3)
2021-01-30 16:20:26
綺麗な円弧になっているのでもう少し極軸を調整すれば点になりそうですね。
返信する
Re:Unknown (KIMUKAZU)
2021-01-30 16:52:53
comet3 様

コメント、ありがとうございます。
極軸調整が甘かったようですね。
再度、極軸調整を試みたいと思います。
返信する

コメントを投稿

AZ-GTi」カテゴリの最新記事