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遊星號による天体観察(49)

2021-08-23 00:13:30 | 木星
遊星號[1]を用いて、木星[3]のガリレオ衛星[4]を観察した結果を記す。
また、マカリ[5-7]を用いて木星とガリレオ衛星の距離を計測し、その軌道半径と公転周期の概算を行った。
ここでは、前回のブログ[14]の内容に、今回の観察結果を追加した。

(1)2021年の木星とガリレオ衛星(上が北)

2021-08-08 木星とガリレオ衛星[13]
上:21:29
下:23:42
OLYMPUS E-PM2, 遊星號 800mm F16
動画撮影モード, 800mm, F16, 自動露出, 1920x1080, 29.97fps


2021-08-18 21:27 木星とガリレオ衛星[13]
OLYMPUS E-PM2, 遊星號 800mm F16
動画撮影モード, 800mm, F16, 自動露出, 1920x1080, 29.97fps


2021-08-19 22:08 木星とガリレオ衛星[13]
OLYMPUS E-PM2, 遊星號 800mm F16
動画撮影モード, 800mm, F16, 自動露出, 1920x1080, 29.97fps


2021-08-20 20:29 木星とガリレオ衛星[13]
OLYMPUS E-PM2, 遊星號 800mm F16
動画撮影モード, 800mm, F16, 自動露出, 1920x1080, 29.97fps

※望遠鏡をポルタ経緯台に固定し、動画撮影モードで約5秒間撮影
※RegiStax6[10]でスタック処理、および、Wavelet処理を実施
※ImageMagick[11]を用いて、jpg変換、および、トリミング

・口径:50mm
・ドーズの分解能:2.32"[12]
・イメージセンサ分解能:1.93"相当[12]
(イメージセンサ画素ピッチ:3.74μm[12])

(2)測定結果(ガリレオ衛星の動き)

マカリの測定画面例(グラフ機能、距離測定、輝度分布)
※撮影したそれぞれの画像(jpg)について、マカリを用いて木星とガリレオ衛星の距離を測定


木星とガリレオ衛星の距離
縦軸:木星とガリレオ衛星の距離 Dx(pix)、横軸:観測日時 Date
Ⅰ:イオ、Ⅱ:エウロパ、Ⅲ:ガニメデ、Ⅳ:カリスト
グラフにプロットした結果より、ガリレオ衛星の動きは、周期的なサインカーブに載っていることがわかる。
また、上記の結果より、ガリレオ衛星のそれぞれについて、軌道半径:Da(pix)と公転周期:P(day)を次のように概算できた。


ガリレオ衛星の軌道半径と公転周期
グラフにプロットした結果より、ガリレオ衛星の公転周期:Pは、軌道半径:Daの3/2乗に比例することがわかる(青線)。
すなわち、ガリレオ衛星の軌道は、ケプラーの第三法則[8-9]に一致することがわかる。

(3)まとめ
遊星號を用いて、木星のガリレオ衛星を観察した。
また、マカリを用いて木星とガリレオ衛星の距離を計測し、その軌道半径と公転周期の概算を行った。
さらに、上記の結果について、ケプラーの第三法則に一致することを確認した。

参考文献:
(1)アメリカン!遊星號(三脚台座1/4雌ネジ付)
(2)今日のほしぞら-国立天文台暦計算室
(3)木星-Wikipedia
(4)ガリレオ衛星-Wikipedia
(5)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(6)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(7)鈴木文二・洞口俊博 編、あなたもできるデジカメ天文学 "マカリ"パーフェクト・マニュアル、発行所 恒星社恒星閣、2015年11月15日初版1刷発行、pp.48-51.
(8)ケプラーの法則-Wikipedia
(9)万有引力Wikipedia
(10)RegiStax6
(11)ImageMagick
(12)望遠デジタルカメラの分解能-goo blog
(13)Galilean Moons of Jupiter
(14)遊星號による天体観察(46)-goo blog
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遊星號による天体観察(48)

2021-08-22 22:34:29 | 

2021-08-18 19:19 月(月齢:9.8、視半径:16.3')[2]
OLYMPUS E-PM2, 遊星號 800mm x2(デジタルテレコン) F16
Mモード, ISO800, 800mm x2(デジタルテレコン), F16, 1/250sec, MF, 太陽光


2021-08-19 20:45 月(月齢:10.9、視半径:16.2')[2]
OLYMPUS E-PM2, 遊星號 800mm x2(デジタルテレコン) F16
Mモード, ISO800, 800mm x2(デジタルテレコン), F16, 1/250sec, MF, 太陽光


2021-08-20 20:29 月(月齢:11.9、視半径:16.1')[2]
OLYMPUS E-PM2, 遊星號 800mm x2(デジタルテレコン) F16
Mモード, ISO800, 800mm x2(デジタルテレコン), F16, 1/250sec, MF, 太陽光


2021-08-22 21:57 月(月齢:13.9、視半径:15.9')[2]
OLYMPUS E-PM2, 遊星號 800mm x2(デジタルテレコン) F16
Mモード, ISO800, 800mm x2(デジタルテレコン), F16, 1/250sec, MF, 太陽光


2021-08-23 21:18 月(月齢:14.9、視半径:15.7')[2]
OLYMPUS E-PM2, 遊星號 800mm x2(デジタルテレコン) F16
Mモード, ISO800, 800mm x2(デジタルテレコン), F16, 1/250sec, MF, 太陽光


2021-08-25 23:24 月(月齢:17.0、視半径:15.3')[2]
OLYMPUS E-PM2, 遊星號 800mm x2(デジタルテレコン) F16
Mモード, ISO800, 800mm x2(デジタルテレコン), F16, 1/250sec, MF, 太陽光


2021-08-26 23:05 月(月齢:18.0、視半径:15.2')[2]
OLYMPUS E-PM2, 遊星號 800mm x2(デジタルテレコン) F16
Mモード, ISO800, 800mm x2(デジタルテレコン), F16, 1/250sec, MF, 太陽光


2021-08-27 23:14 月(月齢:19.0、視半径:15.0')[2]
OLYMPUS E-PM2, 遊星號 800mm x2(デジタルテレコン) F16
Mモード, ISO800, 800mm x2(デジタルテレコン), F16, 1/250sec, MF, 太陽光


2021-08-28 23:22 月(月齢:20.0、視半径:14.9')[2]
OLYMPUS E-PM2, 遊星號 800mm x2(デジタルテレコン) F16
Mモード, ISO800, 800mm x2(デジタルテレコン), F16, 1/250sec, MF, 太陽光

※撮影画像(jpg)は、ImageMagick[4]でXGA(1024x768)へリサイズ
※リサイズした画像を、RegiStax6[5]でスタック処理、および、Wavelet処理
※さらに、RegiStax6からの出力画像を複数枚用いて、Image Composite Editor[6]でモザイク合成[8]

・口径:50mm
・ドーズの分解能:2.32"[7]
・イメージセンサ分解能:1.93"相当[7]
(イメージセンサ画素ピッチ:3.74μm[7])

参考文献:
(1)アメリカン!遊星號(三脚台座1/4雌ネジ付)
(2)今日のほしぞら-国立天文台暦計算室
(3)月-Wikipedia
(4)ImageMagick
(5)RegiStax
(6)Image Composite Editor
(7)望遠デジタルカメラの分解能-goo blog
(8)月面写真のモザイク合成
(9)遊星號による天体観察(34)-goo blog
(10)遊星號による天体観察(37)-goo blog
(11)遊星號による天体観察(38)-goo blog
(12)遊星號による天体観察(40)-goo blog
(13)遊星號による天体観察(41)-goo blog
(14)遊星號による天体観察(42)-goo blog
(15)遊星號による天体観察(44)-goo blog
(16)2021年 月の地心距離の変化と満月
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都内の星座(32)

2021-08-21 00:01:24 | 新星
都内で撮影したカシオペヤ座のRAW画像[5]を用い、天文用FITS[4]画像処理ソフト:マカリ[1-3]で、カシオペヤ座新星[11]の測光[6-7]を試みた。
ここでは、マカリを用いて、カシオペヤ座新星の色等級図[3,12-14]の作成を試みた結果を記す。
また、これまで観察したカシオペヤ座新星の光度をグラフにプロット[15-16]した結果を記す。

(1)処理手順概要
 ・フォーマット変換:IRIS[8] RAW→FITS[4]変換
 ・画像解析:マカリ 測光機能

(2)色等級図の試行作成結果[3]
 ・使用画像(RAW画像)

2021-08-19 22:45 北方向 カシオペヤ座
OLYMPUS E-PL6, M.ZUIKO DIGITAL ED14-42mm F3.5-5.6 ⅡR
Mモード, ISO800, 14mm, f/3.5, 8.0sec, MF, AWB

 ・RAW→FITS変換
撮影したRAW画像(48bit=3x16bit)をIRISに読み込み、FITS画像として保存
上記のFITS画像を、次の2種類の画像として、マカリに読み込み、それぞれ保存した。
 読み込み方法:グレースケール画像、プレーン選択:第2プレーン(G)
 読み込み方法:グレースケール画像、プレーン選択:第3プレーン(B)

 ・測光


マカリでの測光画面例
上:B画像、下:G画像
測光モード:開口測光、自動モード
※恒星の測光測定順は、B画像とG画像で同じにする必要がある


マカリでの測光結果
ここでの比較星はτ Cas[10]を用い、その等級(g等級)はStellarium-Web[9]の値を用いた。
上記より、2021-08-18では、カシオペヤ座新星は7.6等級と試算された。


カシオペヤ座新星(V1405 Cas)の色等級図[3,12-14]
縦軸:g等級、横軸:色指数 b-g(g等級とb等級の差)
赤●:カシオペヤ座新星(V1405 Cas)
青●:測光に用いたカシオペヤ座の恒星


カシオペヤ座新星(V1405 Cas)の光度(観察結果)[17-19]

(3)まとめ
都内で撮影したRAW画像を用い、マカリでカシオペヤ座新星(V1405 Cas)の色等級図の作成を試みた。
また、これまで観察したカシオペヤ座新星の光度をグラフにプロットした。

参考文献:
(1)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(2)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(3)鈴木文二・洞口俊博 編、あなたもできるデジカメ天文学 "マカリ"パーフェクト・マニュアル、発行所 恒星社恒星閣、2015年11月15日初版1刷発行、pp.60-63.
(4)FITS-Wikipedia
(5)RAW画像-Wikipedia
(6)測光 (天文)-Wikipedia
(7)等級 (天文)-Wikipedia
(8)IRIS
(9)Stellarium-Web
(10)カシオペヤ座の恒星の一覧-Wikipedia
(11)カシオペヤ座V1405星-Wikipedia
(12)ヘルツシュプルング・ラッセル図-Wikipedia
(13)色指数 (天文)-Wikipedia
(14)主系列星-Wikipedia
(15)gnuplot-Wikipedia
(16)gnuplot homepage
(17)都内の星座(23)-goo blog
(18)都内の星座(28)-goo blog
(19)都内の星座(30)-goo blog
(20)特集 2021年3月~ カシオペヤ座の新星V1405 Cas-天体写真ギャラリー
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8月の吉祥寺

2021-08-20 00:00:18 | まち歩き



吉祥寺中道通り[2]




吉祥寺西公園[3]


東急百貨店[4]

参考文献:
(1)吉祥寺-Wikipedia
(2)KICHIJOJI Nakamichi
(3)吉祥寺西公園-武蔵野市
(4)東急百貨店-吉祥寺店
(5)秋の吉祥寺-goo blog
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ベランダからの虹(3)

2021-08-19 05:56:32 | 日記

2021-08-19 05:23 虹[1]
※ICE[2]でパノラマ合成

参考文献:
(1)虹-Wikipedia
(2)Image Composite Editor (ICE) - Microsoft Research
(3)台風5号の後の虹-goo blog
(4)ベランダからの虹-goo blog
(5)ベランダからの虹(2)-goo blog
コメント (2)
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